大和「烏ノ塒屋山」
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 定刻に車で竹田駅を出発する。奈良の大宇陀町からは、これから登る秀麗な「宇陀富士」が望まれた。栗野で、登山口を地元のおじさんおばさんに尋ね、道の終わりの一軒家、山口さん宅の庭を通り登りだす。
 これから登る山は変な名前で、古くは「烏の宿山」と呼ばれ、「塒」は「ねぐら」(この漢字は「ねぐら」で出てくる)を意味し、神武天皇東征に出てくる八咫烏に関係がありそうとガイドブックにある。
 標高も低いので、ほとんどが杉などの植林地。手入れのしてない林が多いため、薄暗く展望はない。このためブッシュも少なく歩きやすい。キノコのシ-ズンで、大きな「カラカサタケ」を見る。「富士」と名のつく山は最後が急登で、山頂の平坦面は大きなひどいブッシュ。その中に三角点と梵字のある石塔を見つける。すぐ近くのヤブの中に赤く色づいたホオヅキのお供えが咲いていた。
 時間もあるので、稜線を通り大蔵寺へと進んだが、踏み跡もなくイバラのブッシュだ。次に、以前の台風による倒木が行き先を塞いで進めなくなり、引き返し登りのルートで下山する。
 途中には、ビ−ルやジュ−スの空き缶が多く捨てられていたので拾い持ち帰る。仏のご利益か、このあと沢山の栗を拾う(地名も栗野)。あと大蔵寺にお参りする。
 「当山は聖徳太子が16歳で開山のあと、弘法大師空海が真言宗初の修行道場と定めた……」などと書かれてあり、古い由緒ある静かなお寺だった。天気もよく全員満足した。

・日程=10月12日(水)
・参加者=9名
・リーダー=萩原孝一
・コース=大宇陀町栗野〜烏ノ塒屋山〜栗野
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