北山「天狗峠(岳)――天狗シリーズ2」
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 坂本記者の特派員報告!
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 千田リーダーの「天狗シリーズ・パート2」の山行です。今回は北山の奥山、由良川最源流の秘峰ということで、平日にもかかわらず7名が参加。満員状態の車中も賑やかに、久多川上流へ向かいます。おしゃべりに夢中の時、「アッ! デジカメ忘れた……!」。神器のひとつ、デジカメを忘れるなんて特派員失格! うなだれて、萎れてしまいそうでした。
 京都府立大学の久多演習林の林道奥に駐車。快晴が約束されたような、空高く、真っ青で、ピーンと張った冷気が気持ちいい。「絶好の登山日和やねッ!」と口ぐちに喜び合いながら、秘峰をめざしました。西方の渓流沿いに9:05、出発。水量は多くもなく、少なくもなく、ちょうどいい加減。何回も徒渉しているうちに、地図にない滝が現れたりして「ウ〜ン、デジカメ」と度忘れの罪深さにまたうなだれてしまう私でした。清流から見上げる原生林が美しい。あと10日ほどすればもっと色づいた秋の紅葉風景が見られるんじゃないかしら?
 渓流歩きのあとはヤブコギで、稜線へ向かってイッキにダッシュ。アキレス腱が悲鳴を上げそうになるほどの急登を一直線に駆け上ったわ。ヒィヒィ、ゼィゼィ、風邪が治りきっていないカラダにはこたえる登りでした。やがて、それはそれは見事な台スギやトチの巨木が現れて歓声が上がります。「天狗峠→」の印も見つけ、気分は上々の稜線漫歩。そして12時ジャストに天狗峠へ着きました。リーダーのいつもの「職人芸」には心から感服する次第です。
 小春日和と言っていいような背中に暖かい陽射しを受けながら、一人占め状態の静かな山の中でのランチタイム。山良し、天候良し、仲間良しに、「コンビニで買ってきた398円のお弁当とビールの味は、どんな高級レストランの食事より美味しいことか!」と実感します。登山者の至福のひと時です。
 いつものことながら、昼食後の登りはキツイ。936mピークまでのアップダウンは、右に左に展開する見事な紅葉風景が慰めてくれた。ブナ、サワグルミ、モミジ等々の広葉樹と針葉樹の混交の森の、得もいえない絵画的な景観に惚れ惚れよ。三国岳(959m)へのアップダウンも、比良連峰を眺望しながら研究林(旧演習林)ならではの、深い原生林の中を縫って歩く喜びを感じながらの縦走となりました。ススキの原が逆光の中でキラキラ輝いていて、ココロの中のデジカメのシャッターを押しました。
・日程=10月28日(金)
・参加者=7名
・リーダー=千田博之
・コース=駐車場(9:05)〜二股出合(10:00)〜稜線(11:27)〜天狗峠の分岐(11:45)〜天狗峠(12:00〜12:45)
     〜三国岳への分岐(14:44)〜府立大の山小屋(15:40)〜駐車場(16:00 )
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