野坂「大御影山〜武奈ヶ嶽」
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 坂本記者の特派員報告!
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 昨年10月、この野坂山地の各山で我が会の「40周年記念山行」が盛大に行われたことが、昨日のことのように想い出されます。参加延べ人数200人以上が、まさに「偉大な個人の群れ」をかたどって、ワイワイと賑やかに晴れ晴れと人間の森を創って祝杯を挙げたのよねぇ。私自身は、19回の例会のうち5例会も参加し、うち2回は山中テント泊まりという華麗(?)なキャリアを残したわ(笑)。とにかく京都から2〜3時間の近場で、こんなに山懐が深く原始の自然が残っているこの山域の魅力に強く惹かれました。いつものように、「季節を変えコースを変え何回でも来た〜ぃ症候群」です。
 懐かしい「ビラデスト今津」に着いた後、平池から処女湖を散策。青い空に眩しいほどの光を浴びながら、童謡さながらの♪「赤や黄色のカエデやツタの山のふもとの裾模様」♪の景観を楽しみました。明日は天気が下り坂とか。ウ〜ン、ウェ〜ン!
 今回のコースは、大御影山から三重ヶ嶽〜武奈ヶ嶽と三山を縦走するロングランなので、5時起床、6時出発。藤井SLの車は石田ダムの近くに置き、千田Lの車に10名が乗り込んで河内谷林道をつめる。ガッタン、ゴットンと登山口まで結構キツく揺れました。8時登山開始。曇天ながら空は明るいので、何とか登山中は雨よ来ないでネと念じる。
 ほぼコースタイムどおりに950m大御影山に達して三等三角点にタッチし、その後やぐらの立つ974m三重ヶ嶽でランチタイムとし、三つ目の武奈ヶ嶽(812m)も頑張って、全員が登頂し記念写真も撮りました。途切れることのないブナやコナラの自然林の美しさとその独特の表情の愉しさ。足の踏み場もないイワカガミやイワウチワの植生の豊かさと、分厚い落ち葉のフカフカの感触。竹生島がポッカリ浮かぶ琵琶湖や三方五湖から日本海を望む眺望と連綿の山並み、在所の里の風景。晩秋という季節と、この地のしっとりした情景が健脚揃いのパーティーに「パーフェクト」な山行を可能にするはずでした。
「湖北武奈」を下山の途中、つまずいて転倒してしまいました。その際、左の手の平に4.7センチ程度の木の枝が突き刺さりほぼ手の甲まで貫通。看護婦だったTさんが腕を押さえリーダーがピンセットと爪で引き抜いてくれましたが、激痛に失神しそうでした。「小石程度と思っていたのが、よくぞこんな子指サイズの枝が……」と、見ている者も貧血モンという怪我でした。雨が激しく降る中、ズキン、ズキンと痛む下山路は悪夢そのものでした。
 その日、家の近くの病院へ。220ccの消毒液で洗浄の際、2.5〜3cmと0.5cmほどの2個の木屑(破片?)が出てきてビックリ。レントゲン写真からは特に問題なし、破傷風の予防注射を受け、抗生物質の点滴と4種類の飲み薬の治療を受けました。その後は、毎日の通院でガーゼ交換と点滴治療。パンパンに腫れ上がって土色に変色していた手も元に戻りつつあり、ウミや汚れも付かず経過は良好という診断です。
 急ぎ足で歩いていたちょっとしたタイミングのズレで転び、運悪く尖った木片の上に手が落ちた……ということでしょうか?
「誰にでも起こり得る事故と怪我」が自身に起こってショックですが、リーダーをはじめ皆さんの手際の良い応急処理とご親切のお蔭で不幸中の小難で済みました。ご迷惑をおかけし申し訳けありませんでした。ご心配をおかけしてスミマセンでした。
 完治するまでしばらく山はお休みします。特派員も開店休業です。(泣)
・日程=10月10日〜11日
・参加者=10名
・リーダー=千田博之・サブリーダー=藤井晋作
・コース=11/10 ビラデスト今津(泊)
     11/11 河内谷登山口〜大御影山(8:00)〜三重ヶ嶽〜武奈ヶ嶽〜石田ダム(16:00)
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