奥美濃「土蔵岳(山スキー)」
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左上 車止め、右上 大ダワの尾根
左中 登路の尾根、右中 土蔵岳山頂
下 大斜面を滑る 
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 土蔵岳山頂から稜線を少し滑ると大雪原が広がっていた。ここは本当に奥美濃の藪山なんだろうかと疑うほど素晴らしい光景だった。

 京都から土蔵岳の登り口である坂内村・川上には、夏なら木之本から303号線で八草峠を越えて短時間で来ることができるが、冬季は除雪されてないので岐阜県側から入ることになる。名神高速を「関ヶ原」で降りて国道を走り、道の駅「星のふる里ふじはし」で泊まった。2月だというのに、夜中になっても雨が降り続いていた。

 明け方にやっと雪に変わったものの、登る頃には青空が広がり始めていた。民俗資料館の裏から取り付き、杉林の中を右に回り込むように斜上するとアンテナのある尾根に簡単に乗れた。道は無いと聞いていたが有るそうで(何処までか?)、尾根末端はなんとなく道沿いに歩いているように感じた。高度が上がると樹氷が美しくなり、幾分雪質も軽くなってきた。景色は霞がかかり今ひとつ冴えないが、楽しみにしていたブナ林は期待どおり美しく、快適な尾根が大ダワ(1067.6m)まで続いていた。

 大ダワから土蔵岳までは、小さなアップダウンのある広い尾根が続く。大ダワのほうが標高が高いので、土蔵岳山頂は拍子抜けであった。この頃から雪が降りはじめ、風も強くなってきたので山頂直下で昼食とした。

 遮るもののない大斜面に勢いよく飛び込んだものの、重い新雪に思うようにターンが出来ず、降雪で見難い斜面にバランスを崩した。昨夜の雨が雪だったら、パウダーだったらと、恨めしい思いで大斜面を振り返った。真っ白な雪原に立ちはだかるように大きな堰堤が現れた。下流の林道が右岸にあるので、不安定な雪の付き方でいやらしかったが枝を掴みながら右岸から越えた。後はひたすら林道とほぼ平らな旧国道を車止めまでスキーを走らせた。

 登りの尾根も上原谷の雪原も素晴らしかった。次回はぜひパウダーの時に来てみたい。そして猫ケ洞まで足を延ばし奥美濃の山並みを眺めてみたい。                                                      (田代 記)

・日 程=2月11日(土/夜)〜12日(日)
・参加者=5名
・リーダー=田代妙子/サブリーダー=山崎大造
・コース=坂内村・川上車止め(8:15)〜大ダワ(11:05〜11:20)〜土蔵岳(12:20〜13:10)〜堰堤(14:00〜14:10)
     〜国道(14:30)〜車止め(15:00)
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