野坂「近江坂・大日」
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 坂本記者の特派員報告!
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 暑くもなく寒くもなく、一年のうちで何日もない貴重な登山日和に、体調万全のコンディションで大好きな野坂山地に遊んできた報告文です。
 能登又谷から登ります。のっけからの沢沿いの見事な樹相に感動します。微妙に移ろう季節の変化が感じ取れてワクワクします。
 白谷が現れて、沢沿いにつくられたという新しい道に入ります。結構な急坂で汗ばんできますが、ブナとスギの混在した独特の雰囲気に癒されます。私はいつものようにデジカメでシャッターチャンスを逃がさないよう忙しいです(笑)。どこからともなくシカの鳴く声が聞こえます。この登りきったところが近江坂かな? と話していたら案の定、大御影山に続く分岐点、近江坂に着きました。登り始めて2時間、新しくつくられた道は歩きやすいよい道でした。さぁ〜、ランチタイムです。同行の谷口さんと近藤先生が、「大御影山」の頂上を踏みたいと出かけていきました。おにぎりをパクつきながら、夏バテしていたカラダもようやく回復してきたので、この秋は目一杯遅れを取り戻さなくってわ、と誓いも新たに(?)にするサカモトでした(!)
 全国各地には、「そこにしかない」個性的なブナや美しいブナ林がいくつも存在します。見上げるほど巨大であったり、名が有名であったり、独特の形をしていたり……、豪雪が育んだ美林であったり、信仰ゆえに今も息づく純林であったり……。近江坂から大日(岳)にかけての稜線上に見られるブナ林は、恐らく関西ではその規模の大きさと樹相のユニークさにおいて、ベストワンではないでしょうか。私のお気に入りのポイントです。ゆっくり一歩一歩、ニマニマとにやけながら歩くべきトレイルです。ブナの巨樹に抱きついたり、急勾配の登りから解放されて、パァ〜とブナ林が眼前に現れたときの感動。見る角度によって動物や人の表情をイメージさせるときめき。特異な林相が見られる原生林と誰にも出会わない静寂さが、心に沁みる満足度100%の山行きでした。
・日 程=9月24日
・参加者=6名
・リーダー=千田博之
・コース=松屋〜能登又谷(10:10)〜近江坂(12:30〜13:30)〜三重岳分岐〜大日(岳)〜750m鉄塔下〜岩谷(16.30)
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