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今回の山スキーは北アルプスの2500m級の山ということで緊張していた。しかも厳冬期、さらには前日発日帰りという超ハードなスケジュール。 結果はやはりというか、予想通りと言おうか、よれよれになって日没寸前に下りるというきつ〜い山行となった。しかし朝の雪もやみ、ぐんぐんと青空が広がって、穂高、槍、笠などが並ぶ、穂高連峰の素晴らしい眺望に恵まれ感激、気持ちよく登ることができた。
取り付きは平湯トンネルに入る手前の久手牧場からで、かなり上まで林道が上がっており、今回は雪が少ないのでこの林道を登った。牧場地が終わると針葉樹の樹林帯が続き、乗鞍スカイラインを何度か横断しながら尾根を登って行く。前日のトレースがあったが、夜の降雪によって最初から最後までラッセルに終始し、深いところでは膝近くまでもぐった。
当初の計画では猫岳が目標だったが、無理と判断して少し手前の大崩山までとなった。頂上から上が森林限界でたえず強い風が吹きつのり、眼前の迫力ある四ツ岳のピークが目をひいた。
待望の下りの滑降は、雪の量が少なく樹林帯では木々を縫いながらの滑りとなった。最後の牧場に出てからは大斜面の滑りが楽しめるのだが、情けないことにスタミナ切れで、滑りも思うにまかせず、情けない思いだった。
(草川 記 )
・日 程=2月3日(土)〜4日(日)
・参加者=5名
・リーダー=田代妙子 |
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