 |
左=山伏への道 右=山伏山頂 |
 |
八紘嶺山頂 |
 |
阿倍の大滝 |
 |
左=真富士山への登り 右=真富士山山頂 |
 |
 |
 |
富士山と南アルプスの移り変わる展望を楽しむという企画の3日間の山行であったが、残念ながら曇り空でその姿を垣間見ることもできなかった。その代わり、3連休ながら登山者もほとんどなく、秋色に包まれた落着いた静かな山旅と鄙びた温泉を存分に楽しむことができ、また三山とも登山道はよく整備されていて、地元の人々の山への愛着を強く感じた山行だった。
9月13日 山伏(やんぶし)2014m
長く奥深い林道勘行峰線を大笹峠の登山口に到着。最初から急登で尾根道を登る。ササとブナなどの自然林の気持ちのよい登山道だ。頂上は一面のササ原で広々としている。天候が良ければ眺めは抜群だろう。往路を下山する。
・コースタイム=大笹峠(13:10)〜山伏(13:40)〜大笹峠(14:10)
9月14日 八紘嶺(はっこうれい)1918m
トイレの完備した広い駐車場がある阿倍峠から八紘嶺に向かう。山伏への登山道と同じ感じの歩きやすい道だ。稜線に出ると太いブナが点在し、少しのアップダウンで山頂に到着。周りに木があるので、好天でもそう展望はよくなさそうだ。下山途中から南アルプスを望むことができた。
その後、「滝100選」に名を残す阿倍川最奥部の「阿倍の大滝」を見て宿に入る。
・コースタイム=阿倍峠(8:30)〜富士見台(9:10)〜八紘嶺(10:40)〜阿倍峠(12:30)
梅ヶ島温泉(13:30)〜阿倍の大滝(14:10)〜梅ヶ島温泉(14:50)
9月15日 真富士山(まふじやま)1402m
平野集落の黒部沢林道を走り、登山口の標識の路肩に駐車して杉林の薄暗い植林帯の急坂を登る。やがて黒部川の源頭だろうか、ガレ場の沢を渡りオイ平との分岐に着く。ところどころに石仏が祀られ、句が添えられていて心が和む。真富士山山頂からオイ平を周回して登山口に戻る。
・コースタイム=登山口(8:00)〜オイ平分岐(9:15)〜真富士山(10:15)〜オイ平分岐(10:50)〜登山口(11:30)
(荒木 記)
・日 程=9月13日〜15日
・参加者=6名
・リーダー=加来繁幸 |
|