但馬「扇ノ山」
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 計画では「大山」だったが、リーダーと参加者の事前協議で「扇ノ山」に変更した。
 3月20日午後10時、二条駅を出発して9号線をひた走る。夜久野ドライブインで休憩する。雪が多ければ、ハチ北方面へのスキー客が多いはずなのに、道はガラガラに空いている。千谷から9号線を外れて青下へ向かう。前回来た時には、周りは雪景色だったが、道路はもちろん山にも雪がない。海上口でもまったくないので、上山高原への林道に入る。楽をしようという安易な考えで行動しているのが自分でもわかる。海上の集落を過ぎてもまだ雪はなく、上山高原まで車で行けるのではと一瞬頭をよぎる。しかし、布滝を過ぎたヘアーピンカーブで雪に阻まれた。そこで仮眠をとる。
 朝、車を安全な場所にデポして、雪の林道を上山高原めざして歩き出す。きつい登りはなく、カーブをいくつもいくつも曲がって上山高原に着く。ここも雪は少なく、笹や地肌が、見えている。ここで青下からの登山道と合流する。しょうぶ池を右下に見て、池を回り込んだところから左手の尾根に取りつく。小ズッコ小屋に荷物をデポして、サブザックで扇ノ山の往復に出かける。時間は十分にあり、天候も快晴。風もなく絶好の山行日和である。小屋から林の中を尾根を外さずに南へ一直線であるが、小ズッコから少し南西へルートをとり、林を抜けると一面の雪原が現れる。初めてのメンバーは歓声を上げて、この広く雄大な景色に感激する。雪原を尾根に沿って南下し、小ズッコの高みを左に見て、左前方に大ズッコが見えるところから、ブナ林を大ズッコの頂上へ向かう。登りはそんなにきつくなく大ズッコの頂上を過ぎ、いったん下って南に見える扇ノ山頂上へ。山頂の避難小屋も美しいまま保たれていた。でも、ここも雪は少ない。小屋の中に入り、二階から360度の展望を楽しむ。
 帰路はワカンを着けて下る。帰りも雪原ルートとって景色を楽しむ。どこまでも晴れ渡る中を、小ズッコ小屋へ着く。休憩後は各自食事をし、夕方6時頃からシュラフに入って12時間ほど眠る。夜半は暴風が吹き荒れていたが、小屋は安全で快適に眠れた。
 朝食後、同じルートを車のデポ地へ戻り、湯村温泉で入浴。帰りは余部鉄橋の架け替え工事を見に行き、香住の酒蔵へ寄って試飲をする。誰かは「もう一杯」と、おかわりをしていた。(坂井 記)

・日 程=3月20日〜22日
・参加者=4名
・リーダー=坂井 亘
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