北山「廃村八丁・ソトバ山」
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左=ダンノ峠  右=廃村八丁
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左=ソトバ峠  右=ソトバ山
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 例年なら、この時期は残雪の八丁なのだが、今年は雪が少なく山ヒルの出現を心配していた。2〜3日前の冷え込みで雪が降ったようで、花背峠を越えると山は薄っすらと雪化粧している。
 菅原バス停から橋を渡り、川沿いの舗装林道からホトケ谷に入る橋を渡って林道を詰め、山道へ取り付く。谷筋道と尾根道の分岐があるが尾根道を登る。谷道は倒木が多く、そして薄暗くヒルも多いので避けたい。ダンノ峠で積雪が15cmほどあって、雪景色を楽しみながら同志社大の研究小屋前へ着く。ここで注目したいのは、枯れた大木に大きなサルノコシカケが3個あって、 うち1個にスポーツシャツが取り込まれているのだ。印刷された字がまだ見えているが、間もなく飲み込まれてしまうのだらう。八丁へは四郎五郎峠越えルートを採用。少しの倒木があれど峠まで短時間で着き、四郎五郎谷の多くの渡渉も容易で、刑部谷出合まで順調に進めた。出合から右岸沿いをわずかでトラロープが対岸に渡してあって、それを伝って渡渉すれば八丁はすぐだ。菅原町から2時間。
 京大高分子小屋は崩壊寸前。八幡社も横倒しだ。営林署が利用する建て家は健在だが隣の小屋はぺしゃんこだ。ソトバ峠へは山裾を下流に進むが倒木が多い。お墓、炭焼き跡、放置された錆びたウインチを見て、往時の営みを偲ばされる光景だ。
  ババ谷口からババ谷に入ると、明るく緩やかで歩きよい。谷を詰め上がると急に開けて林道に出る。京都府縦貫林道工事がここまで来ているのだ。峠へは横断してすぐに着く。東方面が大きく開けて展望が良く明るい峠である。オリ谷から菅原へのルート、小塩ルート、踏み跡の薄いソトバ山ルートがある。
 ここで思案。小塩へ下れば14:50のバスに十分間に合うが、ソトバ山を往復すれば間に合わず、次は16:55。それでは待ち時間が長すぎる? 三角点をめざしてコブを越えると、あの縦貫林道にでる。むき出しの山肌にとって付けたような20段ほどの木段がある。頂上は展望がなく、三等三角点と木札があるのみのソトバ山(タキノタニ山)806m。
 ソトバ峠から小塩方面に下ると林道へ出て、40〜50分ほどで小塩集落に着く。14:55のバスは出たばかりだが周山タクシーを利用した。携帯は不可。小塩民宿前にある公衆電話しか通じない(ジャンボ1台、中型2台。運ちゃん2人で中型¥3900/1台。小塩〜周山)。
 本日の素敵なルートは、周山側の交通が不便なため利用者が少ないようだ。15時台にバスがあればベターなのだが(北川 記)

・日 程=3月29日
・参加者=13名
・リーダー=北川嘉康/サブリーダー=今村克美
・コース=菅原(9:50)〜ダンノ峠(10:30)〜四郎五郎峠〜刑部谷出合〜廃村八丁(11:50〜12:30)〜
     ソトバ峠(13:20〜13:50 ソトバ山往復)〜林道〜小塩(15:00)
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