比良「蛇谷ヶ峰」
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蛇谷ヶ峰山頂にて
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左=きのこ研究所  右=西峰を行く
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山頂より朽木方面を望む
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 今年の梅雨は雨が少なく、とくに京都では長雨がないように思える。今回の山行も雨の心配をしなくてよさそうだ。集合場所の出町柳では、朽木行きのバス停は長蛇の列となっている。臨時バスが増発され、何とか全員バスに乗ることができたようである。
 桑野橋バス停には9時過ぎに到着。バス停の向かい側には道標が設置されており、それに導かれて山へと入って行く。林道は舗装されており、展望もなくひたすら高度を上げていく。二本松と書かれた案内標識を過ぎ、「展岳所」と書かれた西側の展望が開けた所で小休止とする。
 さらに舗装された道を登ると、入山ポストとベンチが視界に入ってくる。ベンチ奥に山小屋があり、「キノコ研究所」の札が掛かっている。舗装路はここまでで、道は広いが地道となる。さらに5分ほど歩くと案内標識がある。蛇谷ヶ峰山頂まで2.7kmと記されていた。
 ここからは雑木主体の山道となる。ほとんど平坦な林にアンテナ施設があり、そこから少し行くと「猪の馬場(ししのばば)」と表示された静かな場所に出る。涼しい風が吹き上げてたいへん気持ちのよい場所である。道標に従い尾根筋を辿る。どこかの中継所のアンテナ施設が現われ、その建物を過ぎると、ようやく急登が始まる。
 上り下りを繰り返しながら高度を上げ、雑木のトンネルとなった素晴らしい雰囲気の山道となる。年を経た大きな石楠花が現われ、その根方の標識には「天狗の森」と記されている。すぐに関電のマイクロウェーブ反射板が建つ蛇谷ヶ峰西峰へと出てくる。正面には雑木の蛇谷ヶ峰本峰が望める。
 いったん数十メートル下ってコルへ。最後の登りを辛抱強く登りきると、蛇谷ヶ峰本峰(三等三角点)に到着する。少し雲があるものの展望は良く、リトル比良の岩阿沙利山、南には縦走路の奥に雲で隠れているが武奈ヶ岳など比良の主稜、西は京都北山の堂々とした山々が望める。
 この蛇谷ヶ峰という呼び方は東側の旧高島町での呼び名であり、旧朽木村では「オグラス」と呼ぶらしい。安曇川沿いに鯖街道が走る朽木には歴史上の人物との縁も数多くあるようだ。
 芝生状の広い山頂で展望を楽しみながらの昼食となる。下山路は「想い出の森」めざして下りる。コナラやブナが主体の雑木林の中を楽しみながら歩く。予定では尾根道を下るつもりであったが、どこで間違えたのか「カツラ谷」への道を下りてしまった。大きなカツラとトチノキのあるところからは、沢音を聞きながら「いきものふれあいの里」の散策道となる。
 ふれあいの里センターから、オレンジ色の吊り橋を渡る。想い出の森にある「くつき温泉てんくう」で汗を流し、すっきりしたところで帰路につく。(今村 記)

・日 程=7月5日
・参加者=13名
・リーダー=今村克美
・コース=桑野橋バス停(9:10)〜きのこ研究所(9:50)〜猪の馬場(10:05)〜西峰(11:10)〜蛇谷ヶ峰(11:25〜12:15)〜
     想い出の森(14:30)
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