北アルプス「僧ヶ岳」
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左=稜線上のニッコウキスゲ  右=僧ヶ岳山頂
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駒ヶ岳山頂
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左=岩場の下降点  右=仏ヶ平のシモツケソウ
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 僧ヶ岳の計画書を提出した後で、駒ヶ岳まで行きたくなった。参加する方に了承を得て京都出発を少し早め、計画どおり宇奈月尾根(第三登山口)から往復することにした。
 7日(金)Hさんご夫婦と有磯海SAで合流後、23時過ぎに「宇奈月道の駅」にテントを張る。夜半雨が降り出した。
 8日(土)5時起床。雨は上がっていた。6時に道の駅発。九十九折れの林道は、舗装されているがガードレールはなく、離合できないくらい細い。どんどんと高度を上げていく。駐車場所を行き過ぎて第三登山口まで来てしまい、バックで戻った。
 取り付きのハシゴを登りしばらく急登が続くが、徐々に緩やかになっていった。登山道はしっかりしていて、濡れた草にそれほど悩まされなかった。雨が強まり雨具を着けると、すぐに止む。今日の天気はあまのじゃくだ。ガスの中をもくもくと歩いた。
 鳥帽子との分岐は、稜線に宇奈月尾根が合流すると思っていたが、鳥帽子尾根が横道のような合流だった。仏ヶ平のお花畑は、ニッコウキスゲは既に終わりシモツケソウなどが可憐に咲いていた。ガスで地名どおりの素晴らしさを実感することができなかったのは残念だ。ここから僧ヶ岳までの登山道は、リンドウなどの花々が続く。小さな池糖の傍には、ニッコウキスゲの群落があった。余裕で僧ヶ岳に到着。
 駒ヶ岳はガスで見えないが、雨も止んでいるので予定どおりめざすことにした。景色が見えないと疲労がかさむのか、ペースが落ちてきた。可憐な花が慰めであった。天国への道はきっとこんなのかと思いながら歩いた。稜線は所どころ崩落している箇所があった。快晴だと、きっとビビッていたかも知れない。谷筋の雪渓がガスの切れ間に見えた。岩場も出てきた。ロープが付けられていたが、ここも見晴が良いと足がすくむかも知れない。タイムオーバーで駒ヶ岳山頂に到着した。遠望は得られないが、山頂東側の草原にニッコウキスゲの群落が広がっているのが微かに望めた。
 下りは、案じたより緊張することなく僧ヶ岳に戻った。ここからは気楽に下るだけであったが、疲れているので長く感じた。欲張らずに鳥帽子尾根から取り付けばよかったと後悔しながら歩いた。車止めに18時に到着した。宇奈月の町は雲が覆っていた。その雲の中の運転は緊張の連続だった。
 宇奈月温泉会館のお湯に浸かり、宇奈月麦酒館で食事をして、予約していたキャンプ場「どやまらんど明日(あけび)」に向かった。どの施設もたいへん良くしていただき、富山県人の優しさに感激しっぱなしであった。夜、また雨が降り始めた。
 9日も時雨が続くので、もう一山考えていたが帰京することにした。Hさんに、廻る富山湾「すし玉」に案内してもらい、タリーズコーヒー店に寄って、解散した。(田代 記)

・日 程=8月8日
・コース=第三登山口(7:25)〜鳥帽子尾根と宇奈月尾根の分岐(9:40)〜仏ヶ平(10:30)〜僧ヶ岳(11:10〜11:30)〜
     駒ヶ岳(13:20〜14:00)〜僧ヶ岳(15:50)〜第三登山口(18:00)
・参加者=5名
・リーダー=田代妙子
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