北摂「妙見山(自然クラブ例会)」
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 秋晴れに恵まれ、阪急電車を乗り継ぎやっと能勢電鉄の妙見口駅に着く。
 今日の自然クラブでは、山上に建てられた神社仏閣とこんな場所にあるブナ林を観察することにした。少し賑やかな駅前の商店街から北方向に歩き出す。日射しの強い一般道路の坂道を歩き、最後に右折してケ−ブル乗り場と新滝道の登山口の分岐に着いた。この道は古くからの参詣道で、石の鳥居と二十一丁と記した石柱から始まっている。登りはこの道で、黒川沿いには小さな行滝や倒れた家、急坂で不揃いの石段など古い臭いのするものが多い。一汗かいて休むが樹林の陰で助かった。歩き始めには、あちこちにクルミの大木があり実が落ちていた。最後に、一丁など記された石柱のある石段を登ると山上駐車場に到着する。
 この辺りからは日蓮宗の霊場になり、山頂正面には西の日蓮宗総本山といわれる石の大きな鳥居があり、茶店(営業なし)や関係の建物がある。石段の参道を少し登ると、星型をした一部透明な礼拝堂と思われる大きな建物があった。まだ新しいようで、西南方向の良い展望台になっていたが、遠方は霞んでよく見えなかった。妙見とは北極星のことだと本で読んでいたので、星を意味する建物だと思う。
 立派な本堂にお参りして、660mの三角点に着いて皆の写真を写す。少し下った東屋のある広場で昼食を済ませブナ林へ行く。北方向ある妙見奥の院への急な下り山道の左、杉林の中や道沿いに点在するかたちで見つかった。本当に立派な美しいブナの大木で、まっすぐに伸びていて、日本海近くの風雪に耐えた凸凹のブナとは対照的である。この付近は以前ブナ林であり、この山に社寺仏閣が建てられたとき伐採され、杉が植えられそのときに残ったブナが杉と共に成長したようだ。同じような大きい杉の大木もあり、小さなブナの木は見られない。あまり広い場所ではなく、ブナの混じった杉林の感じだった。
 引き返して、下山は駐車場から上杉尾根道を下る。少し整備され、赤松林と表示されたあたりでマツタケの匂いがすると誰か探したが、けっきょく何もなかった。涼しい風の樹林の尾根を下り続け、朝に通った一般道に出て全員無事で妙見口駅に着いた。
 「能勢の妙見さん」と親しく呼ばれていて、山頂へはいろいろなハイキングコースがある。今日は普通の日で一般参拝客は少なく、山頂では何組かのハイキンググループに会っただけだった。(萩原 記)

・日 程=9月16日
・コース=能勢電鉄妙見口駅(10:00)〜新滝道登山口(10:30)〜山上駐車場(11:40)妙見山(12:00)〜ブナ林(13:00)〜
     山上駐車場(13:20)〜妙見口駅(15:00)
・リーダー=萩原孝一
・参加者=12名
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