 |
左=左前方に三ヶ辻山 右=人形山へ |
 |
左=黄葉・紅葉の中を下る 右=人形山山頂 |
 |
 |
 |
心優しい姉妹伝説の人形山へ。麓の地は五つの谷からなるので「五箇谷間」となり、転じて「五箇山」の地名となった、という。合掌造りは、養蚕のため屋根裏に棚を設置。豪雪による雪下ろしの作業軽減、屋根裏の床面積拡大などのため、急角度の茅葺屋根となった、とのこと。結(ゆい)の活動による合掌造りの維持活動も、過疎化や住民の高齢化により限界となっているようだ。
上の相倉地区も合掌造り集落があり、奥のキャンプ場は屋根付きの炊事場、ウオッシュレットのトイレ、広い芝生と設備が良い。
夜明けとともに、合掌集落を抜け庄川を渡り、林道高成線を走り、中根平から登る。ブナは褐色に変色していたが、紅葉・黄葉の道を進む。稜線近くでダケカンバに樹相が変わる。
三ヶ辻山は三角錐のように尖り、人形山は穏やかな尾根を横たえる。地元の方の話では、尾根から槍が見えるのだとか。山頂の南広場からは、笈ヶ岳・大笠山・大門山が近くに見える。残念ながら白山は霞の中であった。
落人伝説もあるらしく奥深い。三ケ辻山分岐までの尾根が長く、アップダウンがあるが、火山の山と違い、膝に優しい土道は京都の山を思い起こす。(多田 記)
・日 程=10月24日〜25日
・コース=中根平登山口(8:25)〜宮屋敷〜三ヶ辻山分岐〜人形山(12:15〜13:05)〜中根平登山口(15:55)
・リーダー=岡本 登
・参加者=5名 |
|