山城「甘南備山(自然クラブ例会)」
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左=甘南備山  右=サンシュユの花
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左=雌山  右=神南備神社
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 近鉄新田辺駅に集合して、そこから歩き始める。生駒山系の最北に位置し、枚方市と接していて、低山ながら歴史のある山である。西方のJR線を越え、一休和尚で名高い一休寺の門前を通り、能楽発祥の碑のある薪神社にお参りする。ここを過ぎると里山の田園風景になり、少し春らしくなった甘南備山の全体を見ながら歩く。梅や早咲きの桜、道端のツクシ、そして畑のあちこちに現代風な案山子が見られた。京田辺市が甘南備山周辺を含めて「生活環境保全林整備地区」として標識や散策道を整備し、市民のよい憩いの場所になっている。西側の登山道を登り、「花木の森」(いろいろな名前の森が造られている)の稜線には、ちょうど紅梅やサンシュユの黄色の花が満開だった。
 三角点のある雌山で集合写真を撮り、一番高い雄山(218m)の小さな神南備神社にお参りして、「展望台の森」で昼食をとる。展望は北と東が良く、遠方は霞んでいた、コブシの花が開き始め、サクラは蕾が大きく膨らんでいた。この甘南備山は、平安京の造営において中軸線の「朱雀大路」を京都北区の船岡山とで決めたと言われている。
 午前は日差しの温かい日和だったが、午後から急に天気が怪しくなり(予報では午後に雨)、早々に東の登山口に下山する。同じ里山の道を通り、近鉄新田辺駅で解散する。今日は散策道の一部を歩いたが、神奈比寺跡や水鳥の来る扇池、そして吉やんの滝などいろいろあり、春と秋の散策にはよい山である。(萩原 記)

・日 程=3月18日
・コース=近鉄新田辺駅(9:00)〜薪神社(9:40)〜西登山口(10:20)〜雌山(11:00)〜神南備神社(11:20)〜
     展望台(12:30)〜登山口(12:50)〜近鉄新田辺駅(13:20)
・リーダー=萩原孝一
・参加者=12名(うち非会員1名)
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