上州「荒船山・御座山」
space
space
space
4450_24450_3
space
左=人面奇岩  右=八ヶ岳連峰
space
space
space
4450_44450_5
space
左=天狗岩と兜岩山  右=展望台より艫岩ピーク
space
space
space
4450_1
space
艫岩より浅間山と北アルプス
space
space
space
4450_64450_7
space
左=北相木道分岐より御座山を見上げる  右=不動の滝の残雪
space
space
space
9日
 上信越自動車道さかきPA外部、一般道横の広場にてテント泊

10日
 山全体を船に見立てたこの荒船山は、船主の経塚山・船尾の艫岩と、それを繋ぐ台状の甲板部に分かれる。今回は、内山峠より船尾部から船主部へ縦走し、星尾峠・荒船不動に降り内山峠に戻るコースを計画した。
 8時、内山峠荒船山登山口には既に数台の車があった。ところどころ僅かに雪の残る登山道をゆっくりと歩き、奇岩の連なる挟岩修験道場跡地から一杯水を過ぎ、急斜面を一気に登るとそこは艫岩のピーク。
 身のすくむ絶壁を見下ろす場所から少し下った所に、展望台と避難小屋がある。快晴のもと、さすがに素晴しい展望だ。北アルプス・浅間山・妙義山・白根山・谷川岳と、冠雪した山々が目に飛び込むが、昨年墜落死亡事故があったと思われる所にはロープ一つ張っていない。危険回避は自己責任なのだろう。
 小休止後、荒船の船体甲板部分の平行道を2キロほど進み、星尾峠の分岐より標高差80mほど、雪解け道を登ると荒船山最高地点(経塚山=1422.5m、二等)に到着。展望はあまり良くないが、西側には八ヶ岳連峰の荒々しい姿が冬枯れの小枝越しにしっかりと見て取れる。大休止後、星尾峠分岐まで戻り荒船不動へ降りる。
 浩宮様登山時休憩所の標柱がある古き神殿に一礼し、林道・車道をひたすら歩き登山口の内山峠に向う。
・コース=内山峠登山口(8:15)〜挟岩修験場跡(9:00)〜艫岩(9:50)〜経塚山(10:45)〜星尾峠(11:45)〜
     荒船不動(12:15)〜内山峠登山口(13:15)

11日
 地域の山に詳しい宿の主人に見送られ、栗生・唐沢の林道終点御座山登山口に駐車。
 曇り空だが、ときおり青空も見える。登山開始時、「狐の嫁入り」に遭遇。よく踏まれた心地よい登山道を天気を気にしながら登るが、大きく崩れることはなさそうだ。谷筋の急なガレ場を登りきると不動の滝に到着。
 なんと、滝壺に沢山の雪の塊が……。小休止後ジグザグの急斜面を登るにつれ、背後に一部の山頂付近に雲をかぶるも奥秩父の山並みがはっきりと眺められる。瑞牆山・金峰山・国師ヶ岳・甲武信ヶ岳の連山が姿を現し、下山時には金峰山の五丈岩もしっかりと確認できた。2000m付近の鎖場を過ぎる頃から、凍てついた氷が登山道に現れるが、用意したアイゼンを付ける必要はなさそうだ。
 北相木登山道の分岐前で御座山の山頂岩峰が目前に迫り、登頂の近さを感じる。立派な山頂避難小屋から50mほどで山頂(2112m)、三角点はない。きのうほどの展望はないが高曇りで、北は浅間山・荒船山・妙義山などが眺められた。西の八ヶ岳の稜線は雲に覆われ山頂付近を見ることはできなかったが、頭上は青空が広がり、ときおり日もさして雨もなかったので欲は言うまい。同じ道を往復するので、鎖付きの岩場を慎重に下り、奥秩父の山並みの眺めを堪能しながらの下山であった。
 帰りの中央高速道前では純白の富士山も眺められ、当初の予報が芳しくなかっただけにラッキーな山行きであった。
・コース=栗生登山口(8:15)〜不動の滝(9:10)〜御座山(10:55)〜不動の滝(12;20)〜登山口(13:15)(加来 記)

・日 程=4月10日〜11日(出発は9日夜)
・リーダー=加来繁幸
・参加者=4名
space

space
space
「最近の活動」ページへ戻る
space
space
space
contents
space
to_top
space