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左=ウラジロを漕ぎわけて 右=樫尾伊勢熊野標石 |
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大野三角点近くで |
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白倉山から大峰山系を観る |
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地元の人に聞けば、年末に50年ぶりの大雪が降ったそうであるが、今日のコースは北面と谷合に残っているぐらいで歩き易く、穏やかな山行日和であった。川上村西河から吉野樫尾へは、現在はトンネルでアッというまであるが、以前は吉野川沿いを行くか、今日の山道が交通の要衝であった。ところどころに石垣があり、荷車も通ったであろう広道である。我々は五社峠まで使い、そこから白倉山(四等三角点)に登って眼下に湾曲した流れの吉野川を、遠くには大峰山系を展望し樫尾へと進む。途中で下り過ぎに気づくが、ちょうど昼。暖かい陽気のもと、左右からの差し入れで満腹になった体で、少々の軌道修正をして吉野杉の整然とした森林道を巡り樫尾へ。ここから電波塔道を登り、四等三角点の大野に着いた。下山は菜摘への最短路へと、ウラジロが一面覆う急斜面に、少々手こずったが、低山の楽しみと、いにしえの歴史を知った山行であった。(谷口 記)
・日 程=1月22日
・コース=川上村西河(9:45)〜五社峠(10:45)〜白倉山(11:15)〜樫尾(13:40)〜大野(14:10)〜菜摘(14:50)
・リーダー=西尾寿一
・参加者=9名 |
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