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左=首無地蔵の前で一服 右=愛宕神社のシャクナゲ |
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一面にクリンソウの花 |
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クリンソウ群生地の前で |
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気温の上昇に伴い、汗ばむ季節となってきた。愛宕山でクリンソウを巡る山行を計画してみた。天気は快晴で、空気は爽やかな絶好の登山日和となった。
清滝バスプールより清滝川に沿って林道を遡る。東海自然歩道を離れ、堂尻川に沿って林道をさらに奥へと進む。梨ノ木谷の急登にかかる。伐採により直射日光を背中に浴び、暑さに喘ぎながら登りきると首無地蔵の前に出る。
この先、少し下ると沢沿いにクリンソウが迎えてくれる。すぐに群生しているところに着く。今年は開花が遅いのか、まだ七分も咲いていないように思え、また開いている花も小さく感じられる。さらに奥へと進むと、広い場所にクリンソウが群生している。山の中にもこのような楽園があるとは嬉しいかぎりである。早速ここで弁当を広げる。涼しい風が通り、いつまでも休んでいたい気がする。
この沢を詰めると、首無地蔵と愛宕山を結ぶ道に出てくる。愛宕神社境内には八重桜とシャクナゲが満開だ。例年であればゴールデンウィーク直後ぐらいが満開のはずだが、今年は寒い日が長く遅れて咲いたようだ。我々にとっては幸運であった。
日曜日ということもあって、たくさんの登山者が花を楽しんでいるようだ。中には今流行の山ガールの姿も見られ、関西の方にも波及してきたように思える。下山は表参道を水尾分れまで下り、中尾根の急坂を一気に下りる。米買道から新緑に染まるツツジ尾根を通り、JR保津峡駅に下る。(今村 記)
・日 程=5月15日
・コース=清滝(9:25)〜梨木大神(10:25)〜首無地蔵(11:10)〜クリンソウ群生地(11:25〜12:20)〜
愛宕神社(13:00〜13:15)〜水尾分れ(13:40)〜大岩(14:05)〜保津峡駅(15:15)
・リーダー=今村克美
・参加者=20名 |
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