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左=御殿山から武奈ヶ岳を見る 右=山頂に向かう道 |
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武奈ヶ岳山頂にて |
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左=八雲ヶ原のススキ 右=旧山頂駅からの展望 |
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今年の4月から京都バス朽木線の平日運行が廃止され、JR堅田駅から江若バス細川行で大きく迂回して坊村に入らなければならなくなった。
雲一つない秋晴れの下、坊村を出発。天台宗明王院の赤い三宝橋を渡り、奥の登山口から長い急登が始まる。P.846を巻きながら尾根に出ると、後は平坦な道が続き、やっとメンバーの話し声が活発になってくる。
余裕のある山道もすぐに終わり、御殿山に向けて再び苦しい登りが始まる。救助ポイントの広場から、一気に山頂へと登り詰める。御殿山ピークからはめざす武奈ヶ岳が迫力をもって迫ってくる。琵琶湖が広がり、伊吹山をはじめ鈴鹿の山々、打見山・蓬莱山が指呼の距離に見える。
いったんワサビ峠に下り、登り返して西南稜の稜線歩きとなる。紅葉にはまだ早いが、ススキの姿がすでに終わったのと、昔に比べて少ないのが残念だ。これも鹿の仕業なのか。
青空を背景に武奈ヶ岳ピークが大きく目前に聳える。緩やかに登り、山頂に到着する。いつ来ても、ここから360度の展望は素晴らしい。とくに今日は雲がほとんどなく、遠方まで見渡せるようだ。
下山は、八雲ヶ原経由をとる 。ゴツゴツした岩が多い道を下る。イブルキノコバを過ぎ、傾斜が緩くなると八雲ヶ原に到着する。旧スキー場のススキは一面に見頃となっていた。太陽の光を背に受けてキラキラと輝いているのは期待以上の景色である。
八雲池の横からもうひと登り頑張ると、旧ロープウェイの頂上駅近くに出てくる。すでに建物は何もなく、以前からあったケルンが山頂駅のあったことを示すのみである。
北比良峠から、神爾谷ルートを左に見てダケ道を下る。この道も岩がゴロゴロして歩きにくい道である。水が登山道を流れ出すと下山口は近い。川の流れが大きくなってくると、金屎峠から青ガレを通る道と合流する大山口に到着する。ここからは林道歩きとなり、日没の早い今日この頃、明るいうちにここまで下りてくることができてよかったと思う。
イン谷口の小屋はすでに取り壊されて、昔の面影は何も残っていない。橋を渡って比良駅まで歩かなければならない。(今村 記)
・日 程=10月19日
・コース=坊村(9:40)〜御殿山(11:35)〜武奈ヶ岳(12:25〜13:05)〜八雲ヶ原(13:55)〜大山口(15:45)〜
比良駅(16:50)
・リーダー=今村克美
・参加者=8名 |
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ルート |
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