野坂「野坂岳」・若丹国境「頭巾山」
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左=一ノ岳からの敦賀市街  右=三ノ岳に向かう稜線
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野坂岳山頂にて
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左=遠く白山を望む  右=頭巾山「野鹿ノ滝」
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11月10日
 天気予報では二日間とも雨とのことで、雨を覚悟の山行となりそうだ。湖西道路から敦賀に入り、「野坂いこいの森」の一番上にある駐車場に車を停める。人気のある山らしく、ここの駐車場には平日にもかかわらず10台ほど駐車しており、早くも下山してきた人もある。
 いこいの森遊歩道から登り始める。山頂まで2時間30分と記されている。はじめは杉林の中の比較的斜度のある道を登る。登山道は整備されていて歩きやすい。沢沿いの道を進むと、やがてトチの木地蔵の水場に到着する。この地蔵さんは、弘法大師がこの地を訪れたときに発見されたと言われ、敦賀の名水としても有名とのこと。
 ここからの上り道は、眼下に敦賀湾を見下ろしながら登る。長く帯のように一面の濃緑の辺りが、日本三大松原として有名な「気比の松原」だろう。行者岩への分岐で小休止。更に本道を登って行くと、まだピークでない中腹の見晴台に一ノ岳の道標がある。「行者の袖地蔵」が祀られている。
 少し登ると道は稜線伝いになる。正面から見ると、小さな頂が徐々に野坂岳山頂へと向かっているのがわかる。それが二ノ岳、三ノ岳から山頂だと思える。気持ちのよい稜線を歩いていると、リョウブ・ブナの樹林帯から明るいブナ林へと移ってくる。少し黄葉がかかり、ときおり紅葉にも出合える素晴らしいブナ林である。
 平坦な登山道に二ノ岳の道標があり、さらに急登を登りきると三ノ岳に到着する。山頂は目の前だ。ひと登りして避難小屋の前を通り、野坂岳山頂に到着する。少し薄曇りではあるが、360度の展望が迎えてくれる。敦賀半島にある西方ヶ岳、蠑螺ヶ岳。敦賀湾を挟んで北国道の山々。遠くにはまだ雪のない白山がどっしりと構えている。
 先ほどの避難小屋には、弘法大師ゆかりの「野坂嶽権現」が祀られている。この野坂岳は野坂山脈の主峰であり、俗に「敦賀富士」とも呼ばれ、信仰の山でもある。
 下山は元の道を下る。登りでは味わえなかった紅葉・黄葉を楽しみ、常に目の前に広がる敦賀湾を見ながらの下りとなる。今夜の宿でのカニ・フグetc.を楽しみに、足早に下りていく。

11月12日
 未明より激しい雨の音。明るくなっても雨が降り続く。やはり天気予報どおりと諦めて、本日の山行は中止とする。とりあえず登山口まで車で行き、「野鹿ノ滝」を見物して帰路につく。

・日 程=11月10日〜11日
・コース=1日目 いこいの森(9:50)〜トチの木地蔵(10:15)〜一ノ岳(11:00)〜三ノ岳(11:35)〜
         野坂岳(11:40〜12:15)〜一ノ岳(14:20)〜トチの木地蔵(13:15)〜いこいの森(13:40)
     2日目 常神(9:00)→小浜(10:00)→野鹿ノ滝(11:00〜11:30)〜佐々里峠(13:00〜13:30)→京都(15:00)
・リーダー=今村克美/サブリーダー=加来繁幸
・参加者=9名
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