丹後「高竜寺ヶ岳」
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 坂本記者の特派員報告!
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 春の嵐というには猛烈な台風並みの嵐が通り過ぎて、ようやく待ち望んだ桜が咲きだした。朝から晴天で温暖な久しぶりの登山日和。丹後・但馬国境の「丹後富士」「熊野富士」とも呼ばれ、また「ふるさと兵庫50山」にも選ばれているという里山に向かう。
 「たんたんトンネル」を抜けると、そこが尉ヶ畑登山口。リーダーからアイゼンを持ってくるよう指示があったのに、すっかり忘れていたサカモト。登り始めからの残雪の多さにビックリ仰天だ。スギ林の林道からジグザグに登っていくと、ちょうど腰掛け椅子のような「休み石」があり絶好の休憩ポイントに到着。鳥が賑やかに囀えずり、足元にイワカガミ。吹き抜ける風は早春の涼風。気持ちいい。  「頂上まで1.5キロ」の道標に導かれて支尾根を登る。高竜寺ヶ岳が大きく見え出し、途中日本海が見渡せるビューポイントも現れ、よく踏まれた登山道を辿ると尉ヶ畑峠に出合う。坂野へ下る林道を見送り、右側の山頂へ向かう山道に入る。緩い稜線歩きも徐々に急登になるが、ブナやナラの木立の中に斑模様を描く残雪の光景が眩しくも美しい。標高550mあたりからは完全な雪山となり、予想以上に深い残雪をザクザク踏んでブナ群生林を登り切ると、そこが「高竜寺ヶ岳(696.7m)」の頂上であった。理想的な山頂で、理想的なランチタイムとはこのことである。我々だけの一人占めの山頂空間に東屋があり、広くって明るくって360度の抜群の展望。方向を示す鉄板塔には「小天橋」「天橋立」「大江山」「磯砂山」「東床尾山」「西床尾山」「蘇武岳」とそれぞれの方向に向けて張ってある。真っ青な空に暑くもなく寒くもない、気持ちのよい体感温度。私は天橋立を見ながらビールをゴクゴク。パーフェクト!
 下山は往路を辿った。登山口から一番近い「たんたん温泉・福寿の湯」に入湯。太陽の日差しが眩しいなか、開放的で広い露天風呂に「あぁ〜極楽!」と呟く。
 スタッフの話によると、露天風呂の庭園にこの冬2mの雪が積もったそうだ。
・日 程=4月8日
・コース=登山口(10:25)〜尉ヶ畑峠(11:15)〜分岐(11:25)〜高竜寺ヶ岳(12:00〜13:10)〜峠(13:45)〜登山口(14:20)
・参加者=5名
・リーダー=岡本 登
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