湖南「壺笠山」
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左=比叡アルプスの登山道  右=咲き始めたクリンソウ
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左=鳥居の石柱  右=唐崎駅から見た壺笠山
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壷笠山山頂で記念撮影
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 比叡山周辺の地図を眺めていると壷笠山が目についた。調べてみると登山より山城として有名で、元亀争乱の山城と白鳥越の古道を探索してみたくなった。
 天気予報では昼前から雨と雷ということだったが、三条京阪でバス待ちをしている頃から小雨が降り出した。貸し切り状態のバスの中で雨具を身に付けた。下車した地蔵谷の温度表示は15度。雨具を着ていても蒸し暑くはなかった。
 林道の突き当たりの堰堤を過ぎ、沢沿いの道を外れ、自然に比叡アルプスに入った。眺望はガスで全くなかったが、新緑が雨に洗われ美しかった。遠くで雷が鳴っていた。降ったり止んだりの小雨も、一本杉に着く頃には完全に上がった。本日の最高点となる一本杉で昼食とした。
 ドライブウェイの八重桜が満開だった。東海自然歩道に入り、長い階段を降りて夢見ヶ丘の分岐に着いた。細い沢の湿地帯にクリンソウが咲いていた。夢見ヶ丘までの登り返しは、短いがキツかった。その後は登山道が緩やかに壷笠山まで続いていた。途中で、鳥居だったのだろうか「天保九年」「伏見綿屋彦太郎」と刻まれた石柱や、「浄刹結界跡」の石碑があって歴史を感じた。山頂手前で、山城を探索するつもりで横道に入った。ダニが出ると聞いていたので、スパッツや虫よけスプレーで足回りを整えた。俄か山城ファンには「石組みがあるな?」程度にしか見えなかった。林を掻き分ける気になれず、ぐるっと一周して壺笠山山頂の一級基準点に出た。
 下山は「湖の美が丘(穴太三丁目)」に降りることにした。壺笠山山頂から穴太の方角に林道まで降りた。林道を少し戻り、東に向かう林道から「湖の美が丘」に続く尾根に乗った。はっきりとした登山道はなかったが、途中からU字に掘れた古道になり「湖の美が丘」まで続いていた。ところが、末端は道が変えられている。左の高圧線の鉄塔の道に登り、巡視路を行くと広場に出た。このU字道は白鳥越の道に違いないと俄かフアンは思っている。
 天気は完全に回復して、青空のもと全員でJR唐崎駅まで歩いた。変化に富んだ、楽しい山行だった。(田代 記)

・日 程=5月6日
・コース=地蔵谷登山口(9:30)〜P.383の東展望台(10:05)〜一本杉(11:30〜12:00)〜壺笠山(13:50〜14:00)〜
     穴太三丁目(15:05)
・リーダー=田代妙子/サブリーダー=原田 毅
・参加者=10名
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