北山「左大文字山(山岳連盟新緑観察会)」(自然クラブ)
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左=伐採地での植生の説明  右=多く咲いていたモチツツジ
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火床からの展望
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左大文字の火床で
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 快晴に恵まれ、御室仁和寺山門で受付を済ませ10時に集合した。一般募集を含めて58名の参加で、当会からも11名が参加した。岳連責任者の挨拶の後、新緑の境内を歩き始める。すぐに、遅咲きで名高い御室の桜についての説明が担当講師から行われ、同じ境内御影堂のシャシャンボの樹の説明の後、御室八十八ヶ所めぐりの道を登る。途中寄り道して、陽明文庫(現在京都国立博物館にて「王朝文化の華」として、陽明文庫にある近衛家の名宝多数を展示し一般公開中)の収蔵庫前で館長の話を聞く。近道で御室八十番の祠に出て、近くから急な滑り易い山道を登り、途中で何回か樹木の説明があった。
 昼食のあと、低い雑草木のあるカシノキクイムシによる伐採地で説明を受けた。この伐採地は暗い木陰で長い間眠っていた色々の種子が、温かい太陽で目覚めて一斉に芽を出し成長途中で、この地に適した樹木類が森を作ると。種子はいろいろな形で運ばれ、地中で待つ期間も長いもので10年以上と聞くと植物も大変だと思う。参加者は長い列になって衣笠山を越え、衣笠氷室町に下山する。左大文字山は薮道のため一度ここで解散し、希望者のみ再び30名ほどで出発する。登山道は金閣寺境内のある谷の西尾根を北の稜線まで登り、東に迂回して火床のある左大文字山(231m)を通り尾根を火床まで下る。このコースは倒木の多い薮道だが、ちょうど遅咲きのモチツツジの花が満開で、新緑とともに楽しませてくれた。左大文字の火床からの展望は素晴らしかった。モヤも少なく、比叡山から西山までと金閣寺の金色の屋根も見え、初めて来た人は大満足のようであった。すぐ下は住宅地だが、一般の下山道はなく同じ道を引き返して解散した。(萩原 記)

・日 程=5月13日
・コース=仁和寺山門(10:00)〜陽明文庫(11:00)〜御室八十番祠(11:25)〜衣笠山(13:20)〜氷室町(14:00)〜
     左大文字山火床(15:00)〜氷室町(15:50)
・リーダー=萩原孝一/サブリーダー=北川嘉康
・参加者=11名(体験山行者1名)
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