北アルプス「剱岳」
space
space
space
4723_1
space
剱岳
space
space
space
4723_2
space
剱岳山頂にて
space
space
space
4723_3space4723_4
space
左=剱沢小屋にて  右=早月小屋より
space
space
space
 「試練と憧れ」――馬場島であまりにも有名なこの碑を初めて見る。いったい、これまでにどれだけの人々が、そしてどんな思いでこの碑を見て剱に向かったのだろうか。高低差約2,200mの長丁場に挑む私たちも、気を引き締め歩き始めた。朝から快晴で気分は上々。早月尾根は、いきなり岩場で始まる別山尾根と違って樹林帯から灌木帯、やがて森林限界となって岩稜へと変化する姿が、剱という山の懐の深さを感じさせるよいコースだ。北アルプス三大急登と呼ばれるだけあって登りに次ぐ登りだが、その分標高も稼げて比較的楽に一泊目の早月小屋へ到着した。
 2日目も朝から快晴。いよいよ山頂をめざして出発。眼前に立ちはだかる小窓尾根はまるで“岩の屏風”だ。山頂付近になると登山道も岩場となり、登り下りのすれ違いも慎重になる。別山尾根との出合を見たら間もなく剱岳(2999m)へ到着。山頂から見る八ツ峰の荒々しさに圧倒される。下りのカニのヨコバイはいうまでもなく大渋滞だが、全員無事にクリアし剱沢小屋へ。個人的に尊敬するオーナーの「剱の大将」こと、佐伯友邦氏と記念撮影&サインまでしていただき大感激。
 3日目もあまりにお天気がいいので、別山と真砂岳に登って展望を楽しんでから室堂へ向かう。お天気に恵まれた楽しい3日間の余韻さめやらぬまま帰京の途に着いた。(原田文美 記)

・日 程=8月25日〜27日
・コース=1日目 馬場島〜早月小屋
     2日目 早月小屋〜剱岳〜剱沢小屋
     3日目 剱沢小屋〜別山〜真砂岳〜大走り〜雷鳥沢〜室堂
・リーダー=吉見久子/サブリーダー=原田 毅
・参加者=6名
space

space
space
「最近の活動」ページへ戻る
space
space
space
contents
space
to_top
space