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左=落葉を踏みしめて登る 右=よいよ山頂だ |
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武奈ヶ嶽山頂にて |
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山頂手前から琵琶湖を望む |
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比良山系の武奈ヶ岳はよく知られているが、今津町にある武奈ヶ嶽は登山者の少ない静かな山歩きが楽しめそうである。昔は踏み跡程度の道であったらしいが、古道が整備され、杣人が歩いたであろう道を辿る。
JR今津駅には登山姿の人たちで一杯だったが、ツアーなのか用意されたバスにどんどん乗り込む。どうやら、高島トレイルを巡るツアーのようだ。我々は反対側のJRバス停から小浜行に乗り込む。こちらのバスは我々だけが登山姿であった。
近江角川で下車。舗装路を歩き、光明寺前の登山口から登る。以前来たときは堰堤を越えていったと思うが、水道が設置されて登山口の道標があるところから入っていく。石段の上にある社で安全祈願する。横に少し不明瞭ではあるが踏み跡とテープがある。古道に出ると道は分かりやすく、植林帯の中をゆっくりと登る。
10月半ばだというのに暑く、Tシャツでも汗が滴り落ちる。赤岩山までは苦しい登りが続き、最後の急登を登りきると樹木に囲まれた赤岩山三等三角点に着く。道標の後に標石があるだけで、赤岩山の標記はなく石田川ダムへの分岐が右に下りている。
赤岩山西峰で高島トレイルの道と合流し、いったん下り登り返すと歩きやすい道となる。雑木林となり、太いブナの木は見当たらず、雪が多いのかほとんどの木の幹が大きく曲がっている。
緩やかな登りが続き、展望が開けて後を振り返ると山々の向こうに広い琵琶湖が見える。ススキも目立ち、一部紅葉も見られ山頂に近づくにつれて木々が色づいているように感じる。あまり苦しさを感じないまま武奈ヶ嶽山頂に到着する。
山頂は三箇所あるといわれており、中ほどに立つ山名標識と高島トレイルの道標のところがどうやら山頂であるらしい。三角点がないので分かりづらい。ここからの展望は、琵琶湖はもちろん朽木の山並み、遠く小浜湾まで望める。
暑くも寒くもなく快適な雰囲気のなか、独占状態の山頂で昼食を楽しむ。下山は元の道を下る。登りでは見えなかった景色を堪能しながら予定よりも早い時間に下りて来られ、1時間早いバスに間に合った。これを逃せば1時間待ちだ。
・日 程=10月14日
・コース=光明寺登山口(10:05)〜赤岩山(11:25)〜武奈ヶ嶽(12:05?12:45)〜赤岩山(13:15)〜光明寺登山口(14:10)
・リーダー=今村克美
・参加者=9名 |
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