丹波「美女山」
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左=こんな林の中を歩いた  右=アセビと、散ったタムシバの花びら
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山頂にて記念撮影
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 以下の文章は筆者の原稿そのままです。文字化けなどご了承ください。

 天気が荒れるという気象予報で迷ったが、午前中はまだ大丈夫と思い、予定通り実行した。
予報通り雨には降られたが春雨程度で、特に問題もなく登ってこられた。
この山は私は登ったこともなく、道が有るのか無いのかも分からなかったが、山の候補の中から選ぶときにその名前で決めた。高さもそれほどなく、地図を頼りにいけるだろうと思い計画した。行ってみるとその通りでありほっとしている。
 JRバスで園部駅から琴滝道まで乗る。降りた正面の山が美女山で、事前に地図でみるとその等高線と地形から形の美しい山であることが分かる。取り付き地点からは全体の山容はわからないが、地元では美女の眉形をしていることから名前がついたと言う。なんとなくその感じは分かる。松本さんがインターネットでお墓の所から急斜面を登っていくと調べてくれてその通りのコースを取る。だがこの取り付きの斜面が急で、この季節藪はないが、濡れた落ち葉が滑る。適当に潅木に?まりながら進むが、慎重に登ることもあり、30分ほどたどってもそれほど高度が稼げない。
 そうして上に進むにつれて少し斜面が緩やかになり、丸い尾根の中央部分を歩けるようになる。これでやれやれである。アセビの白い花をみながら木の間を歩く。尾根を順調にたどって、歩き出してから1時間20分ほどで山頂に着く。
 平らな少し広い山頂で二等三角点があり、木に美女山の名前がかかっている。雨でゆっくりも出来ないために、記念の写真を撮り、早々に降りることにした。途中の平らな所に池野さんがターフを張ってくれて、その下で昼飯とする。が、どうもゆっくりと休める状態ではなく、とりあえずお腹に入れるということで済ます。
 それから往路を引き返す。最後の急斜面はやはり時間がとられたが、慎重に下ってもと登りはじめたところに降り立った。幸い厳しい天候にはならず、雨の山行ではあったが目的は達成できた。晴れていればさらに足をのばして琴滝まで行く予定をしたが、今日の天候ではそれは止めにした。
 ひと昔前であれば、集落の背後の山である里山であり、焚き木や山菜取りで山に入り、おのずと道もあったであろうが、今はそれはしない。そのため山好きの人がたまに登るだけ。それだけに踏み後もないが、それがかえって静かな山を保ってくれている。この山頂からはぐるっと山伝いに琴滝まで歩くこともできるという。新緑の中をそんなコースで歩いてみたいと思う。
知らない山で道の無い山は、その取り付きが一番難しいという。確かにその通りであるが、山の仲間が助けてくれれば、それも解決できる。雨の中登ったこともあり何か思い出に残る山になりそうだ。美女山に登ってびじょびじょというところ。今度は山の神のきげんのよい日に登ろう。(記 垂澤)

・日 程=4月6日
・コース=取り付き(10:20)〜山頂(11:40)〜昼食20分〜(下り1時間)もとの地点(13:05)
・リーダー=垂澤祥夫
・参加者=9名
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