山城「笠置山(自然クラブ観察会)」
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左=虚空蔵石  右=木津川上流
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笠置山三角点で
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左=貝吹石で  右=柳生の里の北方にある笠置山
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 JR京都駅に集合して、奈良線の木津駅と加茂駅で乗り継いで笠置駅に着いた。満開の桜を予定していたが、葉桜になっていて静かだった、今朝は冷え込んだが、好天に恵まれ展望もよく、新緑の観察会になった。準備をして近くの笠置寺のある全山史跡名勝指定のお山へ東海自然歩道を登り始める。ちょうど、遅咲きの八重サクラやヤマブキが満開でシャガの花も見られた。寺に着き拝観料を納めて境内に入る。資料によると、二千年前から山の巨石や奇石は信仰の対象となり、弥生時代の石剣も発見されており、巨石には弥勒石・薬師石・文殊石といった名が伝えられ、それらの像が彫られていたというが定かでないと。「行場めぐり」はよく整備された散策コースで、日本最大最古の笠置寺本尊の弥勒大磨崖仏の形は、戦火で焼けほとんど観られなかった。次に大きな虚空蔵石の線彫り磨崖菩薩像はよく観られた。いろいろな名前のついた巨石や胎内くぐりなど、拝観者がほとんどなくゆっくり観察できた。木津川方向の新緑の展望も素晴らしかった、貝吹岩の広場で昼食をとる。広場には八重サクラやミツバツツジ、そして房状の白い花のウワミズザクラが観られた。
 午後はもみじ公園の新緑を観て、行場を一周し拝観を終えてお寺を出る。そして、柳生までの途中にある笠置山三角点に向かう。この東海自然歩道はゴルフ場ができすっかり道が変わっていた。分岐には三角点まで約1kmの標識があり、ほとんど高低差のない新緑の道で、ゴルフ場近くのピークらしくない樹林の中に三等三角点(324m)があった。全員の写真を撮って引き返し、自然歩道(ゴルフ場への広い車道の歩道)を下り柳生の里に出る。人影の少ない静かな里で、田植えの準備ができた田圃の土手道には、タンポポの花やツクシが観られ、周囲の山々は新緑に包まれる光景は、心身ともに洗われる感じがした。町中のバス停で乗車時間を確認し、剣豪柳生一族の史跡を散策した。路線バスで近鉄奈良駅に着き解散。

・日 程=4月19日
・コース=笠置駅(9:50)〜笠置寺(10:40〜12:20)〜笠置山(13:10)〜柳生(14:00〜15:50)→近鉄奈良駅(16:40)
・リーダー=萩原孝一
・参加者=11名
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