湖南「鏡山」
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左=最初のピーク、城山  右=登山道に咲くササユリ
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左=鏡山の三角点  右=星ヶ崎城跡の石碑
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竜王山山頂にて
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 梅雨入りは例年より早かったが、その後は連日の夏日が続く。今日は曇りがちで降水確率は50%、雨に遭わないように祈りながら出発する。ここ希望が丘は、延々と芝生がつづき気持ちのよい広場だ。後を振り返れば、近江富士と呼ばれる三上山がデンと構えている。
 大きな岩が敷かれている川を渡り、「森を歩こう」の標識にしたがって歩く。広い林道をしばらく進むと城山登山口に着く。峠に向かう道を右に見送り、直登に近い感じで木の幹を掴みながら登り、最後に岩場を登ると城山(286m)の山頂に到着する。展望は抜群で、広々とした希望が丘公園の向こうには形のよい三上山が堂々とした姿を見せている。下山は急下降となり、太いロープが付けられている。この城山の上り下りが、おそらく本日一番の難所ではないだろうか。左手に城跡の道標があるが、天候の心配もあり寄らずに先へと進む。 ここからは、小さなアップダウンを繰り返しながら尾根道を進む。とくにピークのない登山道に、古城山(282m)の標識が立っていた。よそ見をしていたら見過ごしてしまいそうだ。この辺りが岩倉城跡であったらしい。
 同じようなアップダウンの尾根道をひたすら歩く。途中には里山独特の枝道があるが、よく踏まれた道を鏡山・立石山方向へと進む。立石山山頂(284.5m)から少し南に方向を変え、境界尾根に合流すると進行方向は北に変わる。送電線下の鞍部を過ぎると次第に上りとなり、しんぼう強く登っていくと鏡山(384.6m 二等三角点)に到着する。雨の降らないうちに昼食を済ませておく。
 この山は別に山頂がある。三角点から100mほど行った所が竜王山山頂だ。山頂直下にある竜王宮(貴船神社)には、雨の神・水の神ともいわれる八大竜王の一つ摩耶斯竜神(まなしりゅうじん)が祀られ、霊山竜王山として有名である。
 再び三角点に戻り、今度は星ヶ峰をめざし右手の境界尾根に入る。ここからはヤセ尾根を辿り、小さなアップダウンをいくつも繰り返す。雲行きが怪しくなり、少し雨がパラッときたが雨具を着ける必要もなくすぐに止んだ。足に疲れを感じるようになるころ、やっと星ヶ崎城跡に到着する。
 樹木が伸びているが展望はよい。城跡だけに平坦な広場となっており、ゆっくりと最後の休憩をとる。ほとんど真下には今から下りる「かがみの里道の駅」のドーム屋根が見える。城跡から下りたところには、重要文化財に指定された石灯籠が残る西光寺跡がある。出たところが中世の宿駅=鏡(野洲市)、源義経元服の地である。(今村 記)

・日 程=6月15日
・コース=西ゲート(8:55)〜城山(9:30)〜古城山(9:55)〜立石山(10:30)〜送電線下(10:50)〜
     鏡山(11:20〜12:30)〜星ヶ崎城跡(13:30)〜道の駅(14:00)
・リーダー=今村克美/サブリーダー=原田 毅
・参加者=20名
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