大和「額井岳」
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左=玉立橋から額井岳を望む  右=額井岳山頂のササユリ
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額井岳で
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 榛原駅から「玉立橋(とうだてばし)」バス停下車。香酔川を渡ると、前方にこれから登る額井岳が見える。「大和富士」の呼称があるピラミダルな山容は、低山ながら登り下りの厳しさが想像される。東海自然歩道を歩いて到着した十八(いそは)神社の境内をお借りし、身支度を整え出発。植林地につけられた登山道は、案の定はじめから急登で、梅雨の蒸した湿気とあいまってみんな汗だくになりながらようやく稜線に出る。風が通り抜けいい休憩場所である。
 汗がひいたら再び登りが待っている。この時期の山登りはなかなか厳しいものだ。不快指数100%(?)の湿度と気温のなか、流れ落ちる汗を拭き拭き登らねばならない。脱水症状にも要注意。ただ、山はしんどいだけではない。なにかしらサプライズがあるものだ。きょう一番のヒットはササユリだろう。山頂手前よりぽつぽつ現れたが、山頂広場には珍しい三連のササユリがちょうど見頃で芳香を放っていた。額井岳(821.6m))山頂には雨乞いのための龍神を祀った祠があり、その奥に四等三角点と東屋と展望デッキ(ただし、これは倒壊しており立入禁止)があった。雨こそ降らないが、梅雨空のため展望はきかず。
 昼食後、戒場山(738m)へ向かうが、いったん下ってからの登り返しが相当キツイ! 岩がゴロゴロの尾根をつたい山頂へ到着。周囲を植林で囲まれた三等三角点がある静かなピークだ。一息入れて、戒長寺へ向けての下りに入る。ヤマアジサイが涼やかに咲いていた。天満台東二丁目のバス停に向う途中、万葉歌人・山部赤人の墓へ立ち寄り、しばし古代へ想いをはせてみる。こんな山里のひっそりした場所なのに、東屋や案内の看板が立てられて、ちょっとした観光スポットであった。間もなくバス停へ到着。短い歩行時間であったが、盛りだくさんな内容の山行であった。(原田文美 記)

・日 程=6月23日
・コース=玉立橋バス停(10:30)〜十八神社(11:00〜11:10)〜額井岳(12:15〜12:55)〜戒場山(13:55〜14:10)〜
     山部赤人の墓(14:30)〜天満台二丁目バス停(15:45)
・リーダー==原田 毅/サブリーダー=北川嘉康・中西伸二
・参加者=25名
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