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左=旧ケーブル道にも雪が 右=今日もたくさんの登山者で賑わう |
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雪を冠った愛宕山頂 |
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ケーブル旧山頂駅前で |
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ここ一週間ほど急に冷え込み、愛宕山の七合目付近より上は真っ白になっている。今年もいよいよあと少し。一年間の例会の締めくくりとして愛宕山に登り、冬至でもあるので水尾へ下山して柚子風呂で汗を流し、鍋を囲んで忘年会を計画してみた。
清滝から川に沿って林道をウオーミングアップ兼ねてゆっくりと歩き始める。東海自然歩道を右に分け、さらに林道を進み、大杉谷登山口から山に取り付く。青空が広がり、すぐに汗が落ちてくる。大杉谷への道が右に延びるが、我々は左の急登を登る。
斜度のきつい登りがつづく。途中でカメラマンが雪を冠った愛宕山頂を狙っていた。なかなかよいアングルで、よい写真が撮れるであろうと思われる。少し傾斜が緩くなり、表参道五合目手前から旧ケーブル道へと入っていく。下から数えて五番目のトンネルは崩壊しており、そのすぐ上に出てくる。
少しずつ雪が目立ち始め、歩きにくくなってくる。六番目のトンネルを抜けると一面の銀世界となる。単調にまっすぐ登り詰めると、崩れかかっているもののレトロな雰囲気漂う山頂駅舎に着く。紅葉もきれいだが雪景色も素晴らしい。もう少し登ればホテルや遊園地跡があったらしく、戦前は賑やかであっただろうと思う。
雪の反射で暑いくらいの気温だ。平坦な道で表参道に出る。アイゼンを装着して、滑りやすい表参道を愛宕神社めざす。参拝する人が揃うと下山にかかる。黒門手前から枝道に入る。水尾までのショートカット道であり、最初は急坂だがすぐに傾斜は緩くなり、人に出会うこともない静かな登山道を下る。ところどころにベンチが設置されており、ゆっくりと休憩しながら登下山するによいルートだ。
水尾からの参道に合流すると柚子の木が道の左右に見受けられるようになる。民家が集まる最初に、目的の「辻の家」がある。さっそく柚子風呂に浸かり汗を流す。あとは鍋を囲んで今年一年の山行の話で盛り上がり、帰路につく。(今村 記)
・日 程=12月23日
・リーダー=今村克美/サブリーダー=原田 毅
・参加者=18名
・コース=清滝(9:35)〜大杉谷口(9:55)〜ケーブル道(10:50)〜旧山頂駅舎(11:25〜11:50)〜
愛宕神社(12:25〜12:40)〜水尾(13:35〜16:10)〜保津峡駅(16:30) |
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