山城「国見岳」
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 JRを乗り継いで、関西本線・大河原の駅に降りた。駅は以前とは変わらず無人駅だ。目の前をゆったり流れる木津川も変わることはない。国道沿いに、やまなみホールの建物ができていたのが、変わったところだろうか。線路をまたぎ、集落を抜け民家の横から取り付く。いきなりの急登で苦労して尾根に這い上がる。送電線を目標に西に伸びる尾根上の412mを過ぎれば、1キロ足らずで国見岳である。地形図で見るかぎりそう苦しい登りとは思えないが……。これが、かなりハードな登りであると感じたのは私だけ? 途中、南の展望が開けたところで遠くに菅笠のような優美な形の山が認められる。神野山だ。晴れて大和の山並みが美しい。
 12時ちょうどに山頂へ到着。大岩があり、登れば大和の国原が望めることから、国見岳と名づけられたとか? 福田さんが登られたが、あまり見えなかったそうだ。山頂に至るところどころにも大きい岩があり、この辺り童仙房一帯は大きい岩がごろごろしている。風を避けて岩の陰で昼食にする。時間にゆとりがあるので、「下山はいったん神社の池まで行き、482mから回り込むように367mを経て有市に下る」とのリーダーの提案にすぐさま飛びつく。これは横田さんならではの山歩きの醍醐味である。しかし、神社までも林道やら旧道やらで同定が難しい。標高500mの高原は冷え込みも強く、林道にはニョキニョキと、見たこともないような立派な霜柱が林立。神社の側の池にも薄氷が……。こんな辺鄙な場所にもかかわらず、正月のお飾りがあった。しばらく林道を歩き、上有市に降りる道を見送って482mにつづく尾根道に入る。実はここからが本日のハイライト。複雑に入り乱れる尾根を拾うのは至難の業。しかしそこはリーダーの的確な判断に従い367mにたどり着いた。当初、そこまで行けば尾根がはっきりして、歩きやすくなるとの勝手な思い込みとは裏腹に、傾斜は厳しく人の歩かない尾根筋は、薮はもちろん頼りにする木も枯れ枝が多くて苦労の連続。すってんころりの繰り返しで、やっと降りた時はホッとした。だから、山は歩いてみなければ分からない。知らない所は面白い。(公庄 記)

・日 程=1月11日
・リーダー=横田和雄
・参加者=6名
・コース=大河原駅(9:51)〜国見岳(12:00〜12:30)〜 三太夫神社(13:10)〜367m(14:20)〜笠置駅(16:00)
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