湖南「鶏冠山〜竜王山(金勝アルプス)」
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 坂本記者の特派員報告!
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湖東平野と三上山を眺望
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竜王山頂上
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左=天狗岩のテッペンで  右=狛坂磨崖仏
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 前日が終日大雨であったため、天気の回復ぶりや沢筋の水量を心配したが、行きそびれていたコースなので今回は外すわけにいかない。「関西周辺のアルプスシリーズ」第一回目の「金勝アルプス」は、綺麗な沢を何度も渡渉する沢歩きから始まったが、落ヶ滝に立ち寄るのを失念してしまった。大きな岩壁に独特な景観を持つ滝と聞いていたので残念なことをした。北峰縦走路に出て急坂を登り切るとパァ〜と眺望が開け、栗東トレーニングセンターの立派な施設や湖東平野の広がりにポッカリ浮かぶ秀麗な三上山が指呼の間。そして間もなく「鶏冠山(491m)」の山頂に到着。三等三角点にタッチし冬枯れの樹間をバックに記念撮影を済ませた。小雪や霰が舞う尾根筋は花崗岩が露出したザラザラの岩肌感に、行く先の天狗岩方面や周辺の独特の岩山の景観が迫ってくる。文字どおり巨岩や奇岩の間を縫うように展望のよい岩稜帯を行くと、いよいよ天狗岩。ズルズル滑ったり足の置場に困ったりの悪戦苦闘の態で岩場を攀じ登り辿り着いた頂上は、何もさえきるもののない、グルリ360度の絶景であった。高度感にビビリながらもみんな快心の笑顔で写真に納まった。いつの間にか青空が広がり暖かい日差しを浴びながら、天狗岩の下でゆっくり昼食タイムとした。耳岩・重岩方面を南下するが、剪定したかのような松の木と露出した岩が織り成す造形美が右に左に展開して、正しく「アルプス」の醍醐味。琵琶湖に光が射し込みキラキラと光って美しかった。階段状を下ると白石峰の分岐。賽銭が供えられた茶沸観音や八大竜王を祀る社を過ぎると、やがて「竜王山(609m)」の頂上に着いた。今日二座目のピークはひっそりとした雰囲気に包まれて、珍しく四等三角点。ナデナデが嬉しかった。分岐に戻り「狛坂寺跡を経て林道」の標識にしたがって下っていく。仏さまが刻まれた大きな岩が二つ積みあがった「重岩」や国指定史跡の「狛坂磨崖仏」「逆さ観音」など古くから金勝寺を中心とした山岳仏教の名残りが現れて、見応えたっぷりである。やがて、110年経った今もなお現役で砂防の役割を果たしているというオランダ堰堤をみて、盛りだくさんの仕掛けがある変化に富んだ「金勝アルプス」の縦走を終えた。バスが私たちを待っていた。
・日 程=3月14日
・参加者=9名
・リーダー=坂本恭子
・コース=上桐生バス停(9:45)〜落ヶ滝分岐〜鶏冠山〜天狗岩(12:25〜13:00)〜白石峰〜竜王山〜分岐〜南谷林道〜
     上桐生バス停(14:35)
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