六甲「横尾山〜旗振山(須磨アルプス)」
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 坂本記者の特派員報告!
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横尾山(三等三角点)で
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緊張を強いられる岩場
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左=迫力満点の「馬の背」を景観  右=須磨海水場のビーチ
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 「関西周辺のアルプス」シリーズの2回目は、六甲の「須磨アルプス」を選んだ。
 六甲を全山縦走する気力も体力もないサカモトにとっては、「いいとこ取り」企画である。須磨浦公園から歩き始めるのが一般的だが、敢えて板宿駅を起点にして逆走するコース取りをした。駅から八幡神社登山口へは案内の道標に従って迷わずに辿り着いた。一日中快晴が約束された最高に気持ちのいい登山日和である。整備された登山道を行くとほどなく大阪湾の展望が開け、「あれが神戸空港、アベノハルカスも見えるよ、あっちが淡路島」と春霞みの空間に目を細めてフンフンと確認する。尾根道をゆるやかに登っていくと高取山が視界に入り、しばらくすると東山の頂上。目の前にドカァ〜ンと須磨アルプス最大の見せ場である岩山が立ちはだかる。逆コースにして正解である。背後ではなく目の前に風化した独特のダイナミックな岩場が迫ってくる。露岩混じりのザラザラのヤセ尾根をアップダウンして、鎖やロープの張った岩場に取り付く。こういうスケール感や高度感が苦手な人もいるが、快晴で風もないのが幸いであった。両側がスパッ!と切れ落ちた「馬の背」は、百聞は一見のまさに名勝の名に恥じない景観であった。緊張の岩場通過を無事にこなして、二等三角点の横尾山(312m)で昼食とした。平日だというのに多くの登山者で賑わい人気の山を実感する。後半は六甲全山縦走路を行く。常緑性の密生したウバメカシの樹林帯にコバノミツバツツジの春爛満のトンネルを通り抜けると栂尾山(273m)の頂上。海と山と市街地を見渡せる気持ちの良い展望台であった。いったんひと登りすると高島台団地が現われて名物のコンクリートの長い階段を下り、道路を渡って商店街を経てまた長い階段を登り返した。高倉山(212m)、鉄拐山(234m)のピークを踏んで急坂を下ると、茶屋のある旗振山(253m)に辿り着いた。青い空と青い海に明石海峡大橋と淡路島がクッキリと浮かんで見えた。ゆっくり休憩した。須磨浦公園駅に向かっての下りは、海岸の白い砂浜を眼下に満開のミツバツツジに名残り桜が縦走のフィナーレを飾ってくれた。
・日 程=4月11日
・参加者=8名
・リーダー=坂本恭子
・コース=板宿駅〜板宿八幡神社(10:15)〜東山〜馬の背(12:00)〜横尾山(12:10〜12:45)〜高倉山〜
     鉄拐山(14:36)〜旗振山(15:00)〜須磨浦公園駅(15:45)
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