湖北「大黒山」
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 坂本記者の特派員報告!
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大黒山頂上
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巨木ブナ
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巨木ブナを見上げる
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 大黒山登山道の一つである椿坂峠登山口に、滋賀県警察のラミネートした掲示版が樹木に張り付けてある。読んでみると「平成25年10月28日、大阪・京都の65歳〜69歳の男性6人パーティが下山途中に道迷いにあって遭難。日没までに下山できないと救助要請があり、消防署員が5時間かけてロープ等で救出した……」の遭難事例と注意喚起の呼びかけ。夏草が伸びて道らしきものを探したり、一部ヤブの中を突き進む登山を覚悟していたのだが、笹や下草がキレイに刈り込んである。しかもその除草作業がごく最近に行われたかを見て取れて、ラッキーなのか、それとも少々ガッカリなのか。一度こういう道迷い遭難があると、地元は再発防止のため登山道を整備する。かくしてこの日私達はその恩恵に預かり、キレイに刈り込まれた明瞭なルートを迷うことなく短時間で山頂へと導かれることとなった。それにしても登山口に入って僅か5分で出会う巨大ブナには圧倒された。幹廻りは4〜5mはある、見上げても全体を見上げられない大きさ。根元から最初の太い枝に達っするまでコブにコブが重なった異様に変形しまくって固定したオブジェ。登りながら前から観るのと、通過する横から観るのと、下ってきて上から観るのと全然印象が違う。一見の価値あり。春夏秋冬の様子を見てみたいものだと思う。登るにしたがってブナやミズナラの混生した雑木林が変化していく。沢の源頭部周辺の樹相も美しいが、分岐から頂上に至る密度の濃いブナ林と笹の濃い緑の空間が実に立派で好ましい。一時間で到着した大黒山は畳二畳ほどを切り開いたスペースに三等三角点があり、頭上3mほどの高さの木にプレートが掛けてあった。雪がそれだけ深いから、なのか。記念写真を撮ったあと、更に北に伸びる尾根の825m付近でランチタイムとした。降水確率50%という天気予報であったが、青空の広がる山日和。トンボが飛び交い涼風が吹き抜けるブナの稜線で今日もまたシアワセな「ヤマメシ」をご馳走さま。食後、送電線を越え869のピークまでブナ鑑賞会。ここでリターンすることにして往路を引き返した。岩盤が露出した溝状の急坂の下りでタップリの汗をかいた。駐車地に戻ると、リーダーが用意してくれたスイカが振る舞われた。キーンと冷えた甘くってジューシーなスイカを食べながらこれで夏山も終わりかな〜と思った。木之本の「己高庵」の温泉で疲れを癒やした。
・日 程=8月31日
・参加者=9名
・リーダー=岡本 登/サブリーダー=坂本恭子
・コース=椿坂峠登山口(10:00)〜分岐(11:00)〜大黒山(11:25)〜825m(12:00〜12:30)〜
     859m(12:40)〜椿坂峠(14:10)
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