湖南「笹ヶ岳」
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 坂本記者の特派員報告!
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左=文字どおりの笹の山  右=雨乞岩
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笹ヶ岳山頂
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 ちょっとしたハプニングがあって予定していた列車に乗継げず、登山口には一時間以上遅れてしまった。まぁ〜そのお陰で先月運行再開された信楽高原鉄道は、綺麗に飾り付けられたクリスマス仕立ての「サンタ号」に乗り合わすことができた。サンタクロースやトナカイとお遊戯する幼稚園児を見ながら、「大人の遠足」気分全開であった。帰路のお迎えタクシーを3時40分に予約して東登山口に立って見ると、めざす山頂が目の前に聳え立っていた。杉の植林帯の中を一直線に登っていく。ガイドブックなどには共同アンテナのケーブル線に沿って登ると書いてあるが、タクシーの運転手によると最近共同アンテナを撤去して光ケーブルに交換したと言う。尾根に取付いても急登がつづく。震えるほど寒かったのに汗ビッショリだ。笹がよく伸びた雑木林の中に何やら人影のような……。近づいて行くとなんと頂上のタヌキ。いきなり笹ヶ岳山頂に飛び出した。今年中に何としても逢いたいと思っていたこの山頂タヌキは、お馴染みの管笠をかぶって徳利と通い帳を持った150センチ、100キロの巨漢。2004年地元の有志40人がモーター付きのボートで運んだそうだ。メタボのお腹には「笹ヶ岳標高738.8m」と書かれ、愛らしい目で私たちの登頂を見届けてくれた。(*^_^*) 阿星山や金勝アルプス、信楽の町並みを見渡せる三等三角点の山頂で、今日もシアワセの「ヤマメシ」をご馳走さま。食後、薬師堂跡と黄金の鶏伝説の雨乞池に向ったが、笹の藪こぎに手こずって分岐点を見落としてしまった。県境稜線を南に下り、トラロープの張った急傾斜を下る。鞍部から登り返すと林道に出合い、標識に従って行くと700mピーク東側にパァ〜と開けた雨乞岩に辿り着いた。曇空であったが、鎌ヶ岳・御在所岳・雨乞岳・綿向山などの鈴鹿の連綿の山並みが見渡せた。藤原岳や御池岳の頂上は雲に隠れていた。記念写真を撮って往路を戻る。東屋の周辺はササユリの自生地だそうだ。笹を切り開いた道はしっかり踏まれているが、笹の背が伸びていて歩き難い。アップダウンを繰り返し山頂へ引き返した。再会したタヌキのお腹をポンポンと叩いてお別れのご挨拶。タクシーが待つ西登山道入り口に向って下山した。
・日 程=12月12日
・参加者=4名
・リーダー=坂本恭子
・コース=東登山口(11:10)〜笹ヶ岳(12:10〜12:45)〜県境尾根〜雨乞岩(14:10)〜笹ヶ岳(14:45)〜
     西登山口(15:30)
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