北ア「燕岳」
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左=秘湯中房温泉の夕食      右=合戦小屋は良い休憩場所だ 
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 燕山荘の前で記念写真  
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左=ガスの中の山頂     右=名物のスイカにかぶりつく 
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 燕岳は長野県の山で、登山口は中房温泉にある。車で簡単に登山口まで入れるので山ガールや家族連れが特に週末は多いようだ。ただ気をつけねばならないのが道路駐車は出来ず限られた駐車スペースしかない事だ。今回は交通機関を利用の計画をした。選んだ訳は車山行の人と同様と思うが比較的短時間で標高2700mに登れ天空の燕山荘で癒しをとり夕日、星空、主要アルプス連峰を眺めそして御来光を拝んで下山が可能なのだ。前泊して、秘湯中房温泉で英気を養って挑戦するゆっくりズムとした。大糸線穂高駅から中房温泉行乗り合いバスは半世紀ぶりに乗車した。最終バスだったがお客さんが少ないのに驚いた。車社会なんだ。終点中房温泉バス停から車道を300m突き当りが宿だ。途中、橋の左に登山口がある。別館と本館があって新しく立派な構えは別館(¥14,000〜)、隣の古びた建物が本館で山小屋風にて登山者が利用(¥8,800)、昔のままだ。単純硫黄泉の源泉かけ流しで湯量も豊富だ。癒されない訳がない。
翌朝夜半から降る雨の中、雨具装着で登山口へ。既に登山者がぞくぞくと入山して行く。この合戦尾根ルートはアルプス三大急登の一つで厳しいのだが列をなしてひたすらついて登る。樹林帯で蒸し暑く大汗かいて第一ベンチ着。第二ベンチも急登をこなし第三ベンチ辺りから息が上がってきた。雨、ガスで展望は無く富士見ベンチから喘ぎ登り機械音が聞こえれば開けた合戦小屋に着く。雨は止んだ。名物のスイカを喰らっている人は少ない。宿泊は出来ないが売店があって休憩によい場所だ。樹林帯を過ぎ最後の登りになる。ダケカンバ、シラビソと低木帯となって明るいが展望は望めず高山植物が咲いている。花崗岩の砂礫とはえまつが出てくれば燕山荘近い。右に回り込めば着いた。ガスの中で北アの雄姿槍、穂高は望むべくもない。荷物をデポして燕岳山頂を目指してもらう。風化した花こう岩の砂礫の山でコマクサが残っていたしライチョウ親子も見られたので良しとした。往復約1時間。
燕山荘内部だが大混雑だ。我々の寝床は最上部で食堂から遥かに遠く2段式にて畳2畳に3人の就寝、布団は寝袋。3回目の夕食タイムに食堂の席に着いたのが250名ぐらいだ。本日その3倍ぐらい収容しているのか。外は本降りの雨で明日予定の東又乗越から中房川下降は雪崩後の修復が遅れ、この雨による渡渉が出来ない為に元来たルートを下山と決めた。
翌朝も大雨、朝食を済ませ、皆が競うように下山していく。下山途中思い残しの無いように合戦小屋でスイカを喰らった。道は川となってもただ下るだけだ。こんな雨でも登る人は後を絶たないようだ。登山口に無事着いたがずぶ濡れ。一台早いバスで帰還した。(北川 記)

・日 程= 2015年8月28〜30日
・参加者=6名
・リーダー=北川嘉康
・コース=8/28 穂高駅(14:45)=中房温泉バス停(15:40) 歩5分中房温泉本館、別館
     8/29 登山口(8:00)〜第一ベンチ(8:50)〜第二ベンチ〜第三ベンチ〜富士見ベンチ〜(12:05)合戦小屋(12:40)         〜(14:15)燕山荘〜燕岳往復約1時間
     8/30 燕山荘(6:40)〜合戦小屋(7:20)(7:40)〜第三ベンチ〜第一ベンチ〜登山口(9:45)
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