北山 「鞍馬寺」(地質・植物観察会)
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左=鞍馬駅前で説明  右=石置き場で説明 
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 集合写真  
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左=金堂からの比叡山(1)  右=金堂からの比叡山(2) 
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左=魔王殿で化石を探す  右=つつみヶ岩 
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 雨が続き翌日は雨の天気予報だったが、雨は止みそうで実施に決め、参加希望者のみが予定の9時30分に11名が鞍馬駅前に集合した。予想どうり雨は止んで、講師の岩田さんから資料を受け取り地質全体の説明を受けた。品質が良く有名な鞍馬石の観察のため、少し南に下った道路沿いの石置き場で、茶褐色の大きな鞍馬石と割られた破片もあり、硬い小さな白黒模様の花崗岩で、磨くと綺麗になる。見た目で異なる色々な石や、丁度この場所に置かれていた貴船石の大石もあり、これらは作られた年代・作られ方・堆積物が地下深く沈み込み、隆起や地震で岩盤の破壊や断層にも関係する複雑な作用で、地表に現れるなど興味深い説明を受けた。この石置き場には灯篭や置物の完成品が置いてあるのは、表面の酸化による独特のさび色が珍重されているためだそうだ。引き返し鞍馬寺だの入口石段の右にある立派な石柱は鞍馬石である。拝観料を支払い石段や坂道を登りながら、めぼしい石段や石垣そして崖の石について説明を受けた。日曜で雨も止んだためか大勢の参拝客と共に金堂に着き小休止する、ここからは比叡山の展望は良く紅葉も見られたが茶褐色が多かった。お参りして石灰岩の上に立つ奥の院魔王殿に向かう。
 途中「木の根道」の先に多くの長椅子があり、ここで昼食を済ませた。魔王殿前で石灰岩中の化石を探し、ウミユリか何か拡大鏡で観られたが、現在は判りにくくなっている。集合写真を撮り歩き始める、雨の後で急な貴船への下り道は滑り易く、注意しながら全員無事に下る。コースでの植物観察は殆ど出来なかった。貴船の狭い道路は観光客と車で混雑し、その中を貴船神社奥宮前迄歩き、そこに「つづみヶ岩」との標柱のある大きな鼓状の岩が観られ、それは海底火山で溶岩が急激に海水で冷やされ枕状に固まり、枕状溶岩と呼ばれる岩だと説明を受けた。ここに着く頃から天気が急に怪しくなり今日始めて小雨に降られ、30分ほどで止んだが道路の混雑もあり、貴船川沿いの紅葉もまだのようで、この場所で解散した。(萩原 記)

日  程=11月15日(日)
参 加 者=11名
リーダー=萩原孝一 サブリーダー:北川嘉康
コ ー ス=叡電鞍馬駅(9:30)〜石置き場(9:40〜10:20)〜鞍馬寺金堂(11:20〜11:50)〜魔王殿(12:50)
      〜貴船の鼓岩(13:40)
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