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左=目印の二つ岩 右=毘沙門洞 |
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冬の一日、兵庫県と京都府の県境尾根にある櫃ヶ岳から雨石山への周回ルートに出かけた。京都市内から1時間余りで大芋(おくも)地区に到着する。小倉集落の県道寄りの土手に車を置き宮代へ向かう。櫃ヶ岳はその語呂から羊ヶ岳とも呼ばれ、羊年であった昨年は多くの方が登られたと思う。宮代公民館を少し行くと、舗装が地道になり、やがて十二支会の矢印が張ってある山道へと変わっていく。植林帯の薄く雪を佩いたような道をたどり峠に着く、峠からは急な直登を登れば櫃ヶ岳582mである。出発から1時間余りである。山頂からは、薄曇りの中に長老ヶ岳等の京都側の山々が望めた。山頂から一旦、小倉と小野を結ぶ峠まで下り、本日の最高点・630mまでの急な登り返しである。約200mの急な登り返しは、またしても直登である。落ち葉と薄く積もった雪の為、踏み跡も定かでなく各自、歩幅の合うルートをとりあえず高みへと目指す、おおよそ40分の登りで・595mのピーク手前の開けた雑木林に出る。風を避けて薄日のさす木陰で食事にする。>
食後、雨石山を目指しいったん下り少しの登りで雨石山に至る。本日のルートで最高点である630mへと西へ向かう、雪の付いた岩場の痩せ尾根を登ったり下ったりである。唯一、展望の開けるはずの場所で、激しいにわか雪が降りだし見通しもきかない。あまり利用されないのか、鎖もなければロープもない少しスリリングなルートが二つ石まで続いている。このあたりはヒカゲツツジの群落で大きな花芽を沢山つけている。春にはきっと美しい尾根筋になるだろう。>
・630m(岩尾峰)から一部、関電の巡視路を歩いて大きな石が二つ並んでいる二つ石から南に向かう。支尾根に入っても岩交じりの急な下降が続く、訪れる人もいないような展望台を過ぎ、毘沙門洞への道に出会うと、傾斜も緩み、きれいな整備された道になる。5分程横にそれると大きな洞窟がありその奥に毘沙門天が祀られていた。正月には日の出の光が洞窟奥の毘沙門天の像に届くと言われている。洞窟の入り口から振り返ると対岸の尾根は峻嶮な岩壁が切れ落ちている。毘沙門洞から整備された参拝道を下り鳥居を抜ければ一の滝があり、林道がついているそのまま下れば、小原の集落だが、横にそれて、小さな峠を越えて小倉の集落を抜け、車を止めた橋のたもとにたどり着く (記 I)
日 程=1月19日(火)
参 加 者=5名
リーダー=池野正明 サブリ−ダ:加来繁幸
コ − ス =小倉〜宮代集落〜県境の峠〜櫃ヶ岳山頂〜小野・小倉の峠〜・595m〜雨石山〜・630〜)二つ石
〜毘沙門洞〜林道出合〜小倉へ抜ける峠〜車デポ地
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