大峰 「鐵山・白子谷」
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左=   右= 
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 鐡山山頂にて  
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 左=    右= 
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 梅雨の最中であるので天気が気になるところですが、昨日から幕営している川迫ダム上流の鉄山がよく見える地を午前6時30分出発する。15分ほどで白子谷出合の対岸に着き2台の車をデポする。足拵えをし渡渉して白子谷出合は7時だった。出合の滝は3メートルくらいだが直瀑なので左岸から小さく捲く。捲くといっても上部へつりぎみに滝の上にでる。最初の8メートルは直瀑で左岸から捲く。やはり梅雨時で水量が多い。今日のトップは昨年の9月に一緒に遡行した林本さんに任せる。水量は多いが水は澄んで美しい谷である。次々と出てくる小滝や斜瀑は難なくこなして行く。途中に自然の力と造形美に何度も感嘆する。切り出したような四角い岩がそれも何十トンもあると思われる岩が水面ぎりぎりで宙に浮いている。その下を水は知らん顔して流れている。次の5メートルの斜瀑は壷が深く左岸を捲く。また斜瀑が階段状に続き水の中を登って行く。しばらく進むと右岸に水が何筋も滴る岸壁が現れる。水勢のある小滝を負けずに直登して行く。続く滑は壷が深く左岸側の途中から取りつく。滑は結構長く、楽しいので好きだ。次は3メートルの直瀑で右岸の岩を登る。次々と斜瀑や3メートルくらいの小滝をへつりぎみに登ったりして行くが、かなりヌメリの岩が多くて神経を使う。次にでてきた5メートルの美しい斜瀑は右岸の水線を行く。続く5メートルの2条になった溝状の滝は左側の水量が多い方も登れなくはないと思う。しかし、2条に分ける真ん中のカンテ状の岩がヌルで越えられず右側の水量は少ない滝を登る。大きな岩がゴロゴロしその中の小滝や斜瀑を縫っていくと前方に3条の滝が見える。近ずくと2段になっていて下段は簡単に越える。上段は7~8メートルで谷巾いっぱいに広がる岩壁に3条になって落ちている。これは昨年左側のクラックに取りついてヌルで敗退している。もう一度同じクラックに取りつく。ヌメリは変わらないが何とか乗り越えられた。捲きは右岸側である。あとは大きな滝もなくひたすらに岩を越えて高度を稼ぐ。左からの枝谷を過ぎてなおも登り続けると大岩のある二俣に着く。本谷は右であるが左の谷に入り鉄山を目指す。途中から支尾根に取りついて木を頼りに登っていく。このまま登り続けても弥山からの派生尾根に出るが、地形を見て鉄山の右側に見えるコルに向かってトラバースをしコルに出た。弥山からの派生尾根には登山道があり道をたどれば良いだけである。12時10分鉄山頂上に着いた。三角点もない「鐵山」と書かれた古い木片が取り付けてあるだけの狭い頂上である。記念の写真を撮って下山する。(坂井記)

・日 程=2016年7月16日〜17日
・リーダー=坂井 亘
・参加者=7名
・コース=白子谷出合(7:00)〜8m滝〜宙に浮いた岩〜右岸の水の滴る岩壁〜3m直瀑〜5m2条溝状滝〜3条の滝〜
      大岩の二俣〜支尾根〜トラバース〜(12:10)鐵山
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