この日はそれまでの寒くてぐずついた日々と違って、一変して小春日和の快晴だったので晩秋の落ち葉を踏みしめ、また残りの紅葉も楽しめた。そして、この時期には珍しく暖かいので昼食もゆっくり味わえた里山歩きとなった。
今回はこのトレイルシリーズ第3回目で、JR宇治駅から京阪バスに揺られて、宇治田原バス停に到着。田園風景を見ながら約35分歩き、登山口である龍王の滝の標識にたどり着く。薄暗い谷筋を登り始めるとやがて10月台風の影響か、登山道は多くの倒木があり小さな沢の渡渉も含めて、尾根道に出るまでは少し大変な歩きとなった。明るい尾根道から城陽市最高地点(433m)までは多くの赤松が見受けられた。所々の樹木には「松茸看守」の大札が数多く吊り下げられていたので、今回は松茸狩りシーズンを避けて入山したことが的中したと思った。
城陽市最高地点から艮山(444m)まではアップダウンもあるが気持ちの良い歩きとなった。林道をまたいで大焼山(429m)に登頂し、下山後は長い舗装林道を歩き万灯呂山(303m)にやっと到着。低山の縦走とは云え、この三山は各々独立峰みたいなので、累積登山高度はスマによれば約900mに達していた。一方、万灯呂山からの眺望は、眼下には流れの変化に富んだ木津川や井手町、京田辺市などの街並みと、遠くには愛宕山や大阪のあべのハルカスも確認できる素晴らしい広がりのあるものだった。(中西 記)
・日 程 =2017年11月27日(土) 快晴
・リーダー=中西伸二/サブリーダー=加来繁幸
・参加者 =12名
・コース =宇治田原郷ノ口バス停〜龍王の滝標識(登山口)〜城陽市最高地点〜艮山
〜大焼山〜万灯呂山〜JR多賀駅
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