梅雨本番の時期、幸運としか言いようのない晴天に恵まれて例会を実施しました。
昨日の午後から晴れて山は乾き、恐れていた奴の活動も多少収まっているであろうと喜ぶ、現地集合のメンバー2名を含め計14名が坊村に集合、足元の備えを厳重に整えて出発する。参考までに、ロングスパッツも結果として進入を防ぎきれず、一番有効なのはS.Lの養生テープで靴とパンツの隙間を密着する方法だったと思う。
鎌倉谷入り口からすぐ上に登る道がある。しかし、イタ!我々を監視するように頭をもたげ体を伸ばして振っていた。
読図のトレーニングとして現在地確認をしながら尾根を進んで行った。途中、林道を横切り、ブナ平を過ぎて樹林帯の道を進む、梅雨の合間の蒸し暑い夏日、大汗を書きながらも快調に登り鎌倉山三角点に予定通り到着、早目の昼食にする。
午後一番、出発前に、シルバコンパスによる進行方向の決め方などの講習を行った。山頂から進む方向をシルバコンパスと地図で確認してコンパスを頼りに出発する。複雑な尾根の登り下りを繰り返してオグロ坂峠を目指し進んで行く。開けた気持ちの良い尾根道を進む、京都市内では32度を越す暑さの予報だが、ここは、時折吹き抜ける風が冷くさえ感じる爽やかさだ。途中で休みながら、なおも小さなアップダウンを繰り返す。やがてオグロ峠に降り立ち、八丁平への道に入る。
今回は北山では二番目に高いといわれる峰床山971mには行かず次回の楽しみにしておく。ちなみに今回の鎌倉山は第四位である。湿原の端を歩き中村乗越から下山に掛かる。最初は明瞭な道があるが途中からは不鮮明になる。しかし、ブッシュは無くどんどんと高みを目指せばすぐに看板のある中村乗越に着く。ここから江賀谷へ荒れた急な登山道を下り、支沢に沿って降りる。沢沿いの道は、もっと荒れており、以前の様な歩きやすい道では無かった。滑りやすい渡渉を何度か繰り返し、危うげなトラバースをして下る。江賀谷本流の林道に出てからも、最後の大きな渡渉で靴をぬらす。林道に出ても「奴」の最後の歓迎を受け、国道の出合まで歩く。後は、暑い西日を受けて国道をひたすら坊村を目指して歩き、山行終了となる(池野記)
・日 程=2018年6月22日 晴れ
・リーダー=池野正明/SL加来繁幸
・参加者=14名
・コース=坊村〜鎌倉谷〜ブナ平〜鎌倉山〜オグロ坂峠〜八丁平〜中村乗越〜江賀谷〜中村〜坊村
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