11/21 近鉄竹田駅を7時に出発、富山側よりバスで室堂に入れるが、積雪量によりストップすることもあり名神高速より中央高速を走り長野県側の扇沢へ、今日は天気だが明日は雪になる予報、今年の異常気象で雪は少ないとの情報に少しガッカリする。
扇沢よりトロリーバス〜ケーブル〜ロープウエイ〜トロリ―バスと4回乗継ぎようやく室堂に到着。夏のシーズンと違い客もまばら、雪も少ないためスキー、ボーダー客もいない
立山、奥大日岳も土が見えている、今日の宿「みくりが池温泉」に荷物を置き、夕方宿の裏にある撮影スポット「エンマ台」に登り夕日を撮影する。落日前後30分が勝負、雲が輝き周りの山々が赤く染まるのを待つ、今回期待するほど染まらなかったが、日が陰ると立山と真砂岳の間から丸くて大きな月が昇ってきた、月光に照らされた立山もいつもと違う神秘的な美しさがある、シャッターを切って宿に戻った。冷えた体を温泉で暖まって夕食、7時よりプロカメラマンによるスライド上映を見て1日が終わった。
11/22 早朝、朝日の撮影を予定していたが雲が厚く期待できない、みくりが池の前に雷鳥がいるらしい、カメラを構えて待つがハイマツの陰に隠れて中々出てこない、朝食の時間もあるので諦めて宿に戻る。休憩後雷鳥荘迄散策に出発、階段状の道は滑りやすい、生憎アイゼンを持ってこなかったので滑り止め用に荒縄を貰い靴に巻いて出発する。
地獄谷から上がる噴煙の硫黄の匂いが鼻に着く、周りは壁のように山々が聳え圧倒される。
暫く眺めていたが雪になりそうなので引き返し、みくりが池で集合写真を撮っていると朝見た処に雷鳥を見つける、諦めていたがラッキーと近づいて写真を撮った。真白な冬毛を纏い脂肪をたくあえているのか丸々太っていて可愛い。今日一番の収穫と大喜び。昼から雪になり夜には吹雪いていた、外に出る事が出来ず、温泉に浸かっては食べたり、飲んだり、1日が暮れた。
11/23 小雪模様、視界も悪いので8時過ぎに宿を出る、30pの新雪、ワカンを持参したが付けずに荒縄を靴に巻いて出発、今期初めての新雪を踏んで室堂に戻る。今日から3連休で登山者、スキーヤが次々バスから降りてくる、一辺に賑やかになる、登ってくる人々と入れ違いに私たちは扇沢に下るとなんと今まで雪模様だったのが青空が見え晴れてきた。心残りだが車中の人に、京都に向かった。(堀田 記)
・日 程=2018年11月21日〜23日
・リーダー=吉見久子
・参加者=5名
・コース=扇沢=室堂〜みくりが池
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