近郊でラムサール条約湿地登録を得ているのが琵琶湖、三方五湖、中池見(敦賀)があるが、今回敦賀市の中池見湿地を企画した。過去秋に訪れているが5月田植え後の湿地の装いを観察できるのが楽しめる事と金ヶ崎城跡の戦国時代の古戦場を散策する事です。
本日は晴天で真夏日になる暑さを気に掛け京都駅JR湖西線経由敦賀行新快速を利用して新装駅舎となった敦賀駅で下車。金ヶ崎城跡は金ヶ崎宮が取付きで10時10分発ぐるっと敦賀一周コミニティバスを利用すれば金ヶ崎宮駐車場に横付けだ。急な石階段を上り詰めれば本殿がある。祭神は後醍醐天皇の尊良親王・恒良親王で縁結び、難関突破、開運、金運招福のご利益がある。本殿脇から出ると立派な遊歩道があって金ヶ崎城跡まで緩やかな登りが続き眼下に敦賀湾が広がっている。この辺り一帯が城跡のようだ。戦国時代織田信長が朝倉攻めで金ヶ崎城攻略時、浅井の謀反で最大の窮地となって豊臣秀吉を殿(しんがり)に一目散に京に逃げ帰った退き口。秀吉が大役を果たし歴史的人物となった場所なのです。海抜90m向うは天筒山三角点171.3mまで小さいアップダウンの遊歩道を乗り越え開けた山頂に着く。三角点は壊された為、後に細い棒杭標がある。約15mの円筒形の展望台(螺旋階段)360°素晴らしい展望が楽しめる。敦賀湾、後ろに中池見湿原だ。大きな東屋も有る。中池見に通じる遊歩道を経て園内ビジターセンターへ。申請書を書けば職員さんが概略説明やガイドも可能のようだ。国内50ケ所ラムサール条約湿地登録があって、湿地保護、活用、生態系保護他条件をクリアーし管理が必要だ。此処の泥炭層は40mと深く世界的に珍しいそうだ。動植物3千種、トンボ70種、カエルも多い。田植え後なので小動物多く子供の頃にタイムスリップできる。地元の小、中学生の体験学習地で訪問者は多い。藤岡出口では募金箱があるので納金しておこう。敦賀駅まで2km,歩約30分、途中小牧のかまぼこ工場に立ち寄る事も可。(北川 記)
・日 程=2019年5月25日(日) 晴
・リーダー= 北川嘉康 サブ / 中西伸二
・参加者=18名
・コース=金ヶ崎宮駐車場〜金ヶ崎宮〜金ヶ崎城跡〜遊歩道〜天筒山山頂展望台〜中池見湿原(散策)〜敦賀駅
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