第5462回 朽木「早谷、水無山」  2019.11.10   .
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   渓から登るspace 錦秋の中の大トチ
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   幹回りを計るspace 大トチ万歳
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   水無山プレート
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 水無山三角点にて 
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 本日の例会目的は一昨年12月に挑戦して見つけることができなかった「早谷のマザーツリー」こと大トチ(幹回り8m)まで何としても辿り着くこと。行きの車内で面々が詳細に打ち合わせをする。リーダーへは会員諸氏から種々アドバイスがあったようで、大トチの位置を赤点で示した付近地形図が配られた。
 朽木能家の早谷出合で車を停めて準備をする。すぐ側の北川を渡るため、渡渉用ビニール袋1足分を携えて各々川に向かう。ところが川には簡易な一枚板が大石と向こう岸に掛けてあった。村のどなたかが登山者にために掛けてくれたのか?有難い。ビニール袋は使うことなく全員渡渉に成功。しばらくはのんびりと早谷林道を歩く。湿っぽく薄暗い林道だが、ふと振り返ると大きい桂の木が枝を伸ばし、その向こうの山肌は朝の柔らかな陽光を浴びて紅葉黄葉が点描のように煌めいていた。
 林道終点を過ぎて三つの谷が出合う場所に着くと、前回もここに来ていたことを思い出す。リーダーを中心に地図を読み、赤点の大トチまでどのルートで行くかを談義する。やはり第三の谷を詰めてトチに達するのが良策だろうということになった。沢登りさながら、渡渉をし泥土や濡れた石に足を滑らさないよう慎重に登ってゆく。小一時間谷を登り、ようやく沢から抜け出した頃、見上げると右に大きな木が斜面にすくっと立っている。でもここからでは幹回り8mもあるようには見えない。だが近づいて行くとどんどん木は大きく迫り存在感を示してきた。枝ぶりも立派だ。「これや!」というリーダーの掛け声で、「ああ、これが幻の(私たちにとっては)大トチか!」と感無量。皆、ここまでの苦労も忘れ、幹を抱いて長めの休憩を取った。何百年も生き、永永と数多を見てきた大トチ、一期一会のパワーを小さな私たちは全身でいただきました。
 ここからは急斜面を堪えて尾根まで登る。30分ほどで・638に到着し、暖かな日差しと色づいた樹林の中で昼食とした。午後からは早谷峠を経て、植林と自然林の境界を気持ちよく歩く。ようやく三国岳や百里ヶ岳の展望も楽しめた。到着した水無山は三角点と小さなプレートが掛かっているだけの静かな山頂だった。あとは弓坂を経て林道に下り、さらに車道に下りて、能家の集落を抜けて駐車地に戻った。(田村記)


・日 程=2019年11月10日  晴
・リーダー=林本佐千枝
・参加者=5名
・コース=早谷林道〜大トチ〜・638〜早谷峠〜水無山〜弓坂〜能家
         
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