安定した好天が続き、この日も暖かく気持ちのいい山行になった。大阪の能勢、兵庫の猪名川辺りのいわゆる北摂地方は、小ぶりながらピラミダルな三角形のとがった山容が多く、一年前も東の愛宕山(514m)山塊を登った。取り付きの斜面と言い、踏み跡が荒れた破線の道、急坂の上り下り、シダに埋もれた尾根筋、標高線を見ながらの下りの選定、いかにも横田例会の真骨頂だ。追谷山からの下り、わずかな破線の歪みを頭に入れて右に振る。これを怠ると違う尾根に迷い込む。藪山のだいご味だ。時期がら、赤い実だけになった木々は、同定に難しい。キノコもめっきり減った。罠から逃れた鹿は足に致命的な傷を負っていた。初冬の雰囲気満載の里山、藪山歩きの楽しさを満喫できた。 (服部 記)
・ 日 程=2020年12月10日(木) 晴れ
・ リーダー=横田和雄
・ 参加者=計9名
・ コース=林道駐車(8:20)〜斜面取り付き〜(9:35)愛宕山山頂(9:45)〜(10:00)鞍部
〜(10:30)追谷山(11:30)〜(11:50)谷別れ〜(12:00)ため池
〜(12:25)林道出会い〜(13:00)林道駐車・解散
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