第5736回 湖北「己高山」  2022. 07. 06. space
己高山山頂集合
己高山山頂集合
1.イバリ滝 2.六地蔵
イバリ滝 space 六地蔵
3.琵琶湖展望 4.クリンソウ群落
琵琶湖展望 space クリンソウ群落
5.鶏足寺跡 6.3.38mブナ
鶏足寺跡 space 3.38mブナ
7.マスタケの仲間とキノコムシ 8.ブナ林
マスタケの仲間とキノコムシ space ブナ林
9.ナツツバキ 10.鶏足寺
ナツツバキ space 鶏足寺
11.ハンノキ林
ハンノキ林
Photo by T.Hattori space

 梅雨明けの暑さから一変して、台風シーズンの到来を思わせるような4号の上陸である。温帯低気圧に変わったそれは、当日明け方に足早に過ぎ去り、思いのほかの天気をもたらしてくれた。琵琶湖上空は青空が広がり、鈴鹿の山々、湖東の山地も雲がどんどん取れかかっていた。登山口から歩き出した頃には、太陽を浴びて湿気が立ち上り、ムッとする暑さに閉口したが、残り風が頬をなぜて気持ち良い。しかし、尾根の取り付きからの登りは堪えた。我慢の登高だ。もう限界だと思う頃に六地蔵がほほ笑んだ。つい苦しさに弱音が漏れるころ、鶏足寺の跡の平地に来た。一面にクリンソウの群落が広がっている。有毒成分を持つためシカの食害を受けていない。山頂直下の急登が始まる地点にブナの巨木が立っている。幹回り3.38mの代物だ。もともとは二本であったが、地上4mまでは融合して単幹になっている。おそらくこの山塊でトップクラスではないだろうか。100m足らずの急登を登りきると、3等三角点のある山頂だ。見晴らしは全くなく、ブナ林に囲まれたわずかな空間だ。下りは南の尾根のブナを見ながら778mのコブまで下り、西尾根に方向を変える。風で落ちたナツツバキの花が足元に散乱している。脇道の分岐にはロープで侵入しないように施されている。林道に到達するとすぐに鶏足寺(旧飯福寺)に折れ、ハンノキ林、茶園を越し、駐車地に着く。
(服部 記)

・ 日 程=2022年7月6日(水)曇りのち晴れ
・ リーダー=服部 忠 サブリーダー=三木 洋
・ 参加者=10名
・コース =JR山科駅前(7:00)=己高閤登山口(8:35)
     ~(9:00)尾根取り付き~(10:00)六地蔵
     ~(10:30)馬止め、牛止め
     ~(11:00)旧鶏足寺跡(11:15)~(11:20)ブナ巨木
     ~(11:45)山頂△922.6m(12:15)~(13:00)778m
     ~(13:15)鉄塔~(13:40)石道寺分岐
     ~(14:30)林道出会い~(14:40)鶏足寺
     ~(15:00)己高登山口=JR山科、国際会館
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