コロナで営業を自粛していた燕山荘が営業を再開したので予定通りの山行を行った。営業再開を祝うかのように連日好天が続き山行日和となった。
一日目は、秘湯「中房温泉」に宿泊した。中房温泉には16個所も湯があるまさしく秘湯である。1日では全て回ることができない。だが、いつかはコンプリートしたいと思った。
二日目は、合戦尾根を登り、宿泊地「燕山荘」を経由して、燕岳を登る。コロナで自粛されていた途中合戦小屋の名物の「スイカ」が再開されていた「ラッキー!」。「日常が再開されることをラッキーと思うなんて」と感じながら名物「スイカ」を食べた。合戦沢の頭を超えると雲の向こうに燕山荘が姿をあらわした。燕山荘のテント場に到着すると視界がパッと開け立山連峰の峰々が眼下に広がった。思わず「すげぇ~」と声を発してしまうほどの素晴らしい景色であった。一度、この感動を体験することをすすめる。燕山荘に荷物をデポして燕岳、北燕岳に登った。下山時に雷鳥の親子に出会った。子供の雷鳥を見るのは初めてであった。チョコチョコと歩く姿が可愛いかった。夕方日の沈む頃の燕山荘は、天空の稜線の上にポツンと立っているようであった。
三日目は、朝食を終えた後、外出るとかすかに富士山が見えた。また、槍ヶ岳に朝日があたり一目でわかるその雄姿を誇示しているように見えた。今日は、燕山荘に荷物をデポして大下りの頭までピストンする。出発してすぐに雷鳥の親子に出会った。二度目である。槍ヶ岳を見ながら表銀座パノラマルートを歩く。景色を見ているとあっという間に大下りの頭に到着する。そこからは大天井岳へと続く急な下りと長い登りが続く。休憩していると同年代の方々が前を通過して大天井岳に向かっていく。メンバーが「次はこの先に行きたい。」といった。なんだかうれしくなり、次の山行のルートを思いめぐらせていた。この連鎖を続けていこうと思い、下山した。
自らの足で向かい、自らの目で見た山々は、自分だけのものである。ということを再認識した山行となった。これからも多くのメンバーとこの思いを共有できることを願う。
(河原崎 記)
・ 日 程=2022年7月28日(木)~30日(金)晴れ時々曇り
・ リーダー=河原崎勝司
・ 参加者=3名
・コース =7/28 JR山科駅前(8:15)=(15:10)中房温泉
7/29 (5:45)中房温泉~(6:05)燕岳登山口~(6:36)第一ベンチ
~(7:00)第二ベンチ(7:10)~(7:40)第三ベンチ(7:55)
~(8:29)富士見ベンチ(8:39)~(9:05)合戦小屋(9:30)
~(9:40)合戦沢の頭(9:55) ~(10:40)燕山荘(11:15)
~(12:05)燕岳(12:20) ~(12:25)北燕岳(12:45) ~(13:20)燕山荘
7/30 (5:15)燕山荘~(6:00)蛙岩~(6:25)大下りの頭(6:55)
~(6:20)蛙岩~(7:55)燕山荘(8:30)~(8:57)合戦沢の頭(9:07)
~(9:25)合戦小屋(9:40) ~(9:59)富士見ベンチ~(10:30)第三ベンチ
~(11:05)第二ベンチ~(11:26)第一ベンチ~(12:10)燕岳登山口
=(12:45)しゃくなげの湯=(15:05)安曇野=(19:25)山科駅 解散
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