第5816回 綾部「君尾山、老富のミツマタ」  2023. 03. 29. space
君尾山山頂写真
君尾山山頂写真
1.光明寺二王門 2.四国88ヵ所、一瞬巡り
光明寺二王門 space 四国88ヵ所、一瞬巡り
3.光明寺本堂、軒下 4.クマシデ巨樹
光明寺本堂、軒下 space クマシデ巨樹
5.大トチの前で 6.君尾山543m
大トチの前で space 君尾山543m
7.ミツマタ 8.ミツマタに囲まれて
ミツマタ space ミツマタに囲まれて
Photo by T.Hattori space

 絶好の春日和となった。光明寺の駐車場から歩を進める。階段状の急登を上がると、朱色の山門が見えてくる。重文指定の二王門である。重文のなかでも国宝扱いになっている。それを祝うかのように周りにはヤブツバキの花が咲き誇っていた。桜も最近の好天続きで一気に咲き誇ってきた。本堂の軒下の彫り物や懸魚を鑑賞して、寺の裏から杉やモミの巨木をぬってピークに登る。林道に出る手前で、クマシデの巨樹が迎えてくれた。道標に従って、幻の大トチへ向かう。尾根筋の広い道を進むと、ブナの木が新葉を開き、花をつけていた。やや谷筋を下ると、カツラの巨樹に隠れていたトチが姿を見せた。根元から内部を大きくえぐられているが、かなりどっしりとした大トチである。まだ葉っぱも開かず裸のままの姿であるが、なかなかの存在感がある。足下のエンレイソウも迎えてくれた。来た道を戻り、林道から奥に進むと、すぐに543mの君尾山のコブに着く。スギ林に埋もれた小さなピークだ。三角点はそれからさらに奥に進んだ杉林の中にある。展望も全くないが、木漏れ日に体を預けて昼食にした。
 午後は、車でさらに府境の老富集落に向かい、ミツマタの花の観察である。花が合うかどうか心配したが、3日前に満開の報を聞いて安堵した。集落の奥のスギ林の斜面いっぱい、黄色い花をつけたミツマタが広がっている。初めて見た人には衝撃の光景である。この斜面ももう一月もすれば、シャガにとって代わる。二王門か本殿の飾りか、大トチか、ミツマタか。人それぞれに心に響く山旅であった。
(服部 記)

・ 日 程=2023年3月29日(日)晴れ
・ リーダー=服部 サブリーダー:新井
・ 参加者=18名
・コース =JR二条駅西口(7:30)=(9:30)光明寺駐車場~(10:15)光明寺本堂
     ~(10:30)クマシデ巨木~(10:50)大トチ~(11:30)君尾山543m
     ~(11:45)君尾山△・581.8m二等「睦寄」(12:20)
     ~(13:15)光明寺駐車場=(13:45)老富のミツマタ(14:10)
     =JR二条駅前(16:50)
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