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奥美濃の山々も、地元の人達がルートを開拓して積雪時期以外でも登れる山が増えてきた。早朝出発すれば、日帰り山行が可能なこともありがたい。
午前6時京都発で、岐阜県坂内村の大谷川で谷側に駐車(山側は避ける)。数年前より林道が二箇所崩壊したままで、荒れ果てていて蕎麦粒山や五蛇池山が入山しにくくなっている。
小蕎麦粒山を正面に見て、崩壊箇所はロープが垂れ下がるところを巻き、頼りない踏み跡をトラバースして越える。廃道化した林道と登山道を進むこと1時間半で登山口に着く。谷を渡ると赤テープと小さな『岳友タンネの会』の標識がある。左は蕎麦粒山、右が五蛇池山への分岐である。蕎麦粒山は人気があるようで、五蛇池山に登る人は少ないようだ。
五蛇池山へはテープが頼りで、谷を数回徒渉しながら直登する。ザレ・ガレ・岩場・ブッシュ。強烈な獣臭に、携帯ラジオの音量を最大にして峠へ辿り着く。頂上までは強烈なブッシュ漕ぎする。途中で溝を越えるが、溝を200m行くと山名になった五蛇池がある。神秘的な地帯だ。
頂上は狭いが、小津三山・能郷白山、ピラミダルな蕎麦粒山の見晴らしが良い。
下山は急勾配を慎重に降りる。両腕がだるくなるぐらい、枝・岩・ブッシュの世話になった山行だった。
・日程=11月17日(水)
・参加者=北川嘉康ほか1名
・コース=大谷川駐車場(8:25)〜登山口(10:10)〜五蛇池峠(11:20)〜五蛇池〜五蛇池山(12:00)〜駐車場(15:00) |
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