北山「愛宕山」
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左から、保津峡から登るツツジ尾根  明るい尾根道が続く
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左から、黒門(冬はテカテカに凍るところ)  愛宕神社本殿(撮影をお許しください)
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左から、首無地蔵を少し登ったところ  紅葉が最高の清滝へ下山
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 京都の西に聳える愛宕山は、火迺要慎の神様として京都府民はもとより近隣の府県からも多くの参拝者が訪れる。しかし、それ以上に体力づくりを目的で登る人が圧倒的に多い。アプローチが短いので半日あれば帰って来られるが、「愛宕山に登れたら、どんな山でも登れる」と言われるほど急坂で、登りがいのあることが好まれる理由のように思える。自然林が多く、四季を通じて美しい風景を見ることができるので、毎日あるいは毎週登る人は、その美しさに飽きることなく通い続けているのかも知れない。
 私は表参道往復か大杉谷を下降して慌しく登ることが多く、それぞれのコースが一番輝く時期をあまり知らない。今回、保津峡から登った尾根が、ツツジ尾根と呼ばれていることも知らなかった。この尾根は急坂なので、ほとんど下山に使う場合が多い。昨年、八丁尾根と呼ばれる下山に使われているコースがあると聞き、それなら登ってみたいと思ったが、八丁尾根を登りに使うと、下山コースが変わりばえしないので、ツツジ尾根を登り八丁尾根を下山するという計画で、愛宕山を知り尽くしている清水さんにガイドをお願いした。
 ツツジ尾根の登りはえらいだろうと覚悟していたが、思ったほどでもなかった。落葉した尾根は明るく新鮮で美しく、2ピッチで表参道に合流。麓の行楽シーズンの混雑を避けてか、今日の愛宕山の人出は少なかった。広場には誰も居なくて、一面の落葉がとても美しかった。清水さんの顔で、社務所でコーヒーをご馳走になった。
 神社に参拝して、首無地蔵へ向かう途中に見える山肌が淡い紅葉でとても美しかった。首無地蔵で昼食。今回のコースでこの付近だけが伐採された無残な姿で残念だった。舗装された林道をしばらく行くと、八丁尾根と書かれた小さな標識がぶら下がっていて、見過ごしそうな尾根の取付きだった。
 落葉した明るい尾根から植林になり、長く感じた頃に梨木林道へ降り立った。ここから清滝までの紅葉は最高に美しかった。何年、何回も清滝に来ているが、こんなに美しい清滝を見たのは初めてだった。ここに着くまでにデジカメのメモリーが一杯になるほど撮り続けていたので、メモリーを消して撮りたくなるほど美しかった。清滝トンネルの上を歩いて越え、落合の紅葉に再び酔い、紅葉の勢いで何処までも歩いて行けそうな気持ちになった。愛宕山の魅力を再認識した素晴らしい一日だった。                       (田代 記)

・日 程=11月27日(日)
・参加者=清水博一・松本和子・田代妙子
・コース=保津峡〜ツツジ尾根〜愛宕神社〜首無地蔵〜八丁尾根〜清滝〜嵯峨嵐山
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