八ヶ岳「北八ツ スノーハイク」
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 坂本記者の特派員報告!
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 近年ず〜と暖冬が続いていたのに、昨年末から今年にかけて雪が降り続いています。いったいどうなってしまったのでしょうか?
 雪の被害を受けている方たちには申し訳けないですが、登山愛好家にとっては待望のスノーハイクシーズン到来です。積雪量55センチ、最低気温マイナス15度、車で1800メートルの目的地まで行ける北八ヶ岳へ、レッツ・ゴー!!!
 前夜は茅野市の運動公園でテント泊まり。翌日はR299号のメルヘン広場に車を駐車し、麦草ヒュッテに向かってスノーハイク開始です。台湾からきた観光客が雪と戯れて、キャ〜キャ〜と大騒ぎしています。薄日の射す曇り空ですが、こちらまで浮き浮きしてきちゃいました。私はワカンですが他の人達はスノーシューで、パウダースノーを踏んで出合の辻〜おとぎり平と快調に飛ばします。冷気が頬を撫で、カラダは熱いエネルギーがたぎり、そして目の前に拡がる幻想的な風景に「きてよかった! ホゥ〜ホゥ〜!!」と満たされていきます。今にもトナカイに引かれたサンタクロースがやってきそうなメルヘンチックな世界でした。
 ヒュッテに荷物を置いて、午後からは白駒池にハイキングに行きました。2115mという高い標高のため、11月下旬から全面結氷して天然のスケートリンクになるといいます。「本当に渡っていけるの? 大丈夫?」「サカモトさんが先頭を歩いて確かめて!」――ほほえましい(!?)会話を楽しみながら対岸まで歩きました。途中穴が掘ってあって、ストックで計ると約60センチの厚さでした。「この池の水は飲料水に使われるんですよ」と、地元のケーブルテレビの取材を受けたときに教えてもらいました。「冬の八ヶ岳ステキです、毎年来たいです……」とカメラに向かって愛想を振りまいておきました(笑)。
 翌日は朝から真っ青な空が広がって、これ以上望めないような登山日和でした。雪山は「晴れれば天国、吹雪けば地獄」と言われますが、この日は誰もが「天国」を見ることができました。茶臼山展望台からは、北アルプスの連綿の山稜、乗鞍岳・御岳山・南アルプスの甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳・北岳と、ズラ〜リのオールスターズがキラキラ輝いていました。広い雪原に見事な樹氷やダイヤモンドダストのような光のマジックも眺められ、感動で胸がいっぱいになりました。帰路に立ち寄った蓼科温泉「石遊の湯」(いしやすのゆ)の露天風呂がまた素晴らしいお湯でした。

・日 程=1月20日〜22日
・コース=1/20 茅野市(テント泊)
     1/21 R299号→メルヘン広場〜麦草峠〜出合の辻〜おとぎり平〜麦草ヒュッテ〜白駒池〜麦草ヒュッテ(泊)
     1/22 ヒュッテ〜旧大石峠〜茶臼山〜五辻〜出合の辻〜麦草峠
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